『魔弾戦記リュウケンドー』第41話「人形になったリュウジンオー」
蝶・最・高ッ!
白波=リュウジンオー主役エピソードにして、一つの因縁に決着がつくと同時に、ヒーローとして確固たる一歩を踏み出した傑作回。
両親を失い、復讐に生き、孤独に戦ってきたそんな白波が仲間とあけぼの町の人々に触れて変わってきた、と言う経緯があっただけに、いじめられっこのトシキを助けるシーンがもう燃えたの何のって!
前回のゴッドリュウケンドーの握手でSHOT側との絆が深まったなら、今度は町民を助ける事で町民との絆が生まれたエピソード。
剣二が天然ヒーロー。不動さんが努力のヒーローならば、白波はまさに孤高のヒーロー。
「自分が大切なものを守れると信じて行動しないと、大切なものはみんなどこかに行ってしまう」と言う言葉は、まさに白波にしか言えない至言だなぁ、と思います。
そんなお説教が「らしくない」と本人が理解してるところがまた……イイッ!
特に性格悪かったブラッディが散々やられてたのにも溜飲が下がったところでした。マダンナックル、お久しぶり!
トドメの乱撃を発動する時に、ザンリュウジンまで「ファイナルクラッシュゥッ!」と気合たっぷりだったのもまた。さすが、スタッフさんはタイミングを分かってらっしゃる!
最後には笑顔でサッカーしているトシキを見ながら、「人は誰でも強くなれる時がある」と語る白波。
でも、それは自分の好きな時に来る事は無い。もっと早く強くなれていたら……と、白波の切なさと悲しみを最後の最後まで忘れない描写が素敵。
ほんとに、『リュウケンドー』スタッフはこだわってる。
以下箇条書き。
- セミの声
季節はもう秋ですが、あけぼの町では夏真っ盛りのようです(笑)。撮影時の都合なんですが、それにしても白波は夏でもあのコート姿なのか。わぁ、暑苦しいっ(笑)!
- 河童大明神
ブラッディの薬物攻撃を受けて人形の中に入ってしまったリュウジンオーを助けるために奔走するトシキ。
河童地蔵から河童大明神に向かう閃きに思わず手を打つ。
ここでそれを持ってくるかー! と言う感じです。明らかに河童地蔵は魔法関連の伏線なので、それを活かす作品作りには凄いの一言。生活観に密接した作品作りのこだわりを感じます。
河童地蔵=遣い魔で、河童大明神が大魔王なのかな?
- ヤクザな二人
トシキから見れば、ヤクザみたいな二人だった剣二と不動さん。サングラスはともかく、剣二の広島ヤクザの堂の入りっぷりには関心。しかも、あれは手下のチンピラっぽい(笑)!
- 遣い魔達
どうでもいい事かもしれませんが、遣い魔達がえらい可愛いんですけど。中の人達には、オスカーを上げたい(ヲイ)。
- 伏線?
ついにリュウジンオーに倒されたブラッディ。しかし、メカ遣い魔がブラッディの武器を持ち帰って……? ジャークムーンの剣の例もあるので、これはまさかの復活フラグ?
次回は不動さんと美人女将に、どっきどっき(番組違ッ)!