仁木健『Add 怒れる機械のプレリュード』

 読書マラソン2・九十八冊目。
 以下感想。
 いよいよシリーズも大詰めに。
 コウ達と隕石病のために死んだ人々との思念体との戦いと、カレルのクーデターとが並行してストーリーが展開していきます。
 無敵スキルを持つミナが一時退場した事で、ストーリーがハードになっています。
 過去を「どんなに傷ついても結果を出し続ける」事で乗り越えようとするコウの決意と、揺れながらもついに人間の思考操作を国を挙げて実行する事にしたカレルとの決着が待たれます。


 今回一番の衝撃は、体を手に入れたにも関わらずリンが殺される所。
 結構一巻一巻に驚くポイントを入れる作者でしたが、まさかここでヒロインの頭をかち割って死亡させるとは。
 同期の浅井ラボと別ベクトルでひねてるなぁ(笑)。