『コードギアス 反逆のルルーシュ』stage 1「魔神 が 生まれた 日」

 三十分間息を詰めて画面に見入ってました。凄い気合の入りよう。今期でもトップクラスの出来だと思います。

 日本を武力占領し、自由と名前と権利を奪った超大国。地図上の位置が思いっきりアメリカで、違う意味で爆笑しました。
 武力を支えるナイトメアフレームなんかのハイテク兵器の投入なんかが、いかにもアメリカをモチーフにしたって感じです。アメリカもロボット兵器やパワーアシストスーツなんかを積極的に活用・開発してますから。
 この作品の日本は中立宣言をしていて、なおかつブリタニアとは地下資源を巡って外交上の軋轢があったと言う事ですが、日本にある地下資源って?
 ぱっと思いつくのはメタンハイドレードぐらいしかないですが、これはストーリーでどの程度からんでくるんでしょうか。
 テロリストが採掘施設を乗っ取って――みたいな形で絡んでくるのかな?爆発したら、危ないし(そんな理由?)。


 ブリタニアに対する日本人のテロリスト。日本人でありながら名誉ブリタニア人となり、軍人として活躍する事で活路を見出そうとする者。生粋のブリタニア人。現実感を伴わない学生、一般市民、無力な日本人。そして、ブリタニアを憎むブリタニア人。
 様々な立場のキャラクターが登場するこの作品。
 エンターテインメイント色強い作品でありながら、現在に即したテーマを盛り込んでいるのは流石だと思います。てか、こういう事を言い出すのはただの現実感ともなっていないヲタクだよねぇ(苦笑)。

 まず自分が動く事で部下を動かす事を知る、冷静さと知性を併せ持つ王(指導者)の器の持ち主、と言ったルルーシュ
 誰よりも醒めたポーズをとっていても、その内面には嘘で塗り固めた人生とブリタニアへの怒りがマグマのごとく渦巻いるようです。
 その本名とEDからブリタニアの皇子だと推測が立ちますが、一体どういう経緯で日本で過ごしている事になったのか。


「生きるための理由」をC.C.見出され、その「願いを一つだけ叶える事」を代償に「王の力」を手に入れた事で、ブリタニアを「ぶっ壊す」ための決意を固めた様子。
「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ」と「王の力」=他人を命令に従わせる力で軍人を自殺させて殺したわけですが、この理屈は自分が傷つくのではなく、自分の大切なもの(この場合、大切であろうナナリーが)傷つく可能性を持つ諸刃の剣。
 命令できるだけで基本的には無力に等しいルルーシュが、その知略を持ってこれからどんな道を辿るのか。

  • 皇帝

 楽しみにしていた皇帝ヴォイス! ちょっと、たったアレだけのセリフでルルーシュを喰ってるよ! どこのビクトリーム様かフレイムコンボイか。
 新たな契約とラグナロク、と言うセリフは今後の伏線、ですよね。
 ラグナロク(でも何で北欧神話?)が世界の終末を意味すると言う事は、この契約は、実は新たな皇位継承者の必須儀式であるとも考えられるかも。
 ブリタニアをぶっ壊すと息巻くルルーシュですが、実はただ、ブリタニアと変わらない帝国を作り出していくループになっているのかも知れません。
 ところで契約の中のビジュアルイメージは、あれはシナプス? 

  • 色々 

 無駄に語ってきましたが、ここらで気になった事一覧。
 シャーリー! 世話焼きお姉さんなシャーリーに萌え。って言うか、女性陣のスカートが全体的に短くてけしからん所が素敵だ(死ネ)!秘書さん(?)が美人なところなんかもね(ヲイィィ)!
 OP・EDが、イイ! でも聞き取れない。特にED(笑)。