津守時生『やさしい竜の殺し方(4)』

やさしい竜の殺し方 (4) (角川ビーンズ文庫)

やさしい竜の殺し方 (4) (角川ビーンズ文庫)

 読書マラソン2・八十六冊目。
 以下感想。
 前半はアルフォード、後半はセファイドと、祖先の竜たちの悲しみとお気楽と、それぞれ豊かな個性で物語を引っ張ります。
 誓約の相手だった人間の関係性とも絡め、物語はよりディープな方向に。
 野心一杯で、教団を乗っ取る算段を始めたアーク。一応、エピソード的には大陸統一する事は決まっているので、その過程でどうダンタリオンやドラゴンたちが絡んでくるのか、楽しみです。
 しかし、まさかディープまでいっちゃうとは……!
 ええい、やりたい放題とはこの事かッ!