後藤リウ『イリーガル・テクニカⅢ 賢者の秘都』
イリーガル・テクニカ (3 ) 賢者の秘都 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 後藤リウ,伊藤ベン
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: 文庫
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読書マラソン2・七十九冊目。
以下感想。
ついにアーケイディアに到着し、賢者の秘都ムネーメイオンにやってきたカイタ。
そこでは、ついにシアノライトの秘密が明かされ、人類を救うためその対処方法を第一位の賢者に広めてもらおうとするも、カイタの父親に対する嫉妬からカイタは命を狙われ、ヴィンデはカイタを庇って重症に。さらにはカイタは絶望からついに帝国に。
約一年ぶりの最新刊は、えらくヘビーな状況に陥りました。
アーケイディアのいかにもアメリカっぷりなお国柄とマクシーンの凄まじい性格、グラディアートルのガチンコ決闘とエンターテインメントせいが高かった前半だけに、後半との落差がよけいに効きました。黒くて大きなネズミの虚しさときたら……。ここまで考えて夢の国ネタを一巻から仕込んでいたのはスバラシイ。
しかし、話を見ると次でも最終巻になれそうなのが不安だなぁ。もっとこのシリーズは読んでいたいのですが。
とりあえず、スカーレット・アラクネーは是非是非再登場熱烈希望!