第23話「時の海鳴り」

 まさに太田愛脚本の真骨頂と言った感じでした。マリナの欠落した記憶を軸に、時間を操る怪獣、友好的な宇宙人、月明かりの夜の戦場……と。むしろ映像の空気は『ウルトラマンネクサス』に近いものを感じました。


「悲しむ事は弱い事じゃない」「大切は人は側にいる」などのメッセージが、悲しみに暮れているマリナが悲しみを振り切ってクロノームに捕らえられた人々のために行動している事や、トーリが幼少マリナに巻いたハンカチにつながっていて感動。


『ネクサス』の空気に『マックス』のバラエティの豊かさを兼ね備えた『メビウス』。あの戦いは無駄じゃなかったのだと、今さら胸にきました。
 以下箇条書き。

  • マリナの弟

 結構今時な感じの弟。でも密かに姉を心配していたり、いい弟だよね。マリナの事を自慢にしてそう。でも、前髪が……(ヲイ)。

  • トーリの名前

 実は「桐李」という漢字表記があるトーリ。レギュラーたちの名前が全員カタカナと言う事で、これから登場する
ゲスト宇宙人が地球人になる時は、これが基本になるのかもしれません。


 次回予告で凄まじいインパクト。決して直撃世代ではなく、名前でしか聞いた事が無い、かつ予告だと言うのにこの興奮! ヤプール、ついに復活!