『ゼーガペイン』第21話「戦士たち…」

　ガルズオルムの北極基地を攻める最終作戦を立案するも、作戦肯定派のキョウと現状維持のまま幻体として生きていきたいクロシオが激突。
　普通に見ているとガルズオルムを殲滅して復元技術を奪取するのが正しいともとれますが、
今までの過酷な環境、情報の不確かさ、復活したその後の事を考えると、クロシオの意見も言下に間違っているとは言えません。
　さらにクロシオはゼーガに乗っていたパイロットであり、再生を繰り返しすぎて戦闘に耐えうる体では無くなってしまったと。
　つくづく、高い戦闘技術を持ちながらあんな前向きな性格のキョウが異端なのだと今回で実感。リョーコの今後や部隊内の意思の統一もできないままに最終作戦決行を実行するシマ。しかし、その時シマが！あぁ、シマが死んだ！？　と、嫌な引きで終わった今回。
　さらに、ナーガの逆鱗に触れたという事で、シン、アビスも新兵器サバトでこちらも決戦準備。ガルズオルムは蛇モチーフだったんですが、ついに真っ正直に悪魔的兵器が登場。決戦に向かって、エピソードが進んでいきます。
　以下箇条書き。

• ゲームキャラ登場

　ゲーム版からトガとサラが登場。ゲーム版とアニメって、やっぱり世界観がつながっていたのか。
　しかし、『ゼーガペイン』みたいな世界観が過酷な作品の主人公ボイスには、櫻井孝宏がよく似合うなんて思ってしまうのは自分だけなんでしょうか。ほら、あのヒーロー声質でありながら、微妙に情けないあの感じが（笑）。

• 命とは何か

『ゼーガペイン』の命題であるこの問題。
　クロシオ、リョーコ、シズノ、シマと問題が続いていく中、シマから提示されたのは「自分で決定するという事」。
　他人から強制的に持ち込まれた環境にしろ、それでも自分で未来を決定していかなくてはならない、という事でしょうか。

　予告がリョーコとゼーガAIと言うありそうでなかった組み合わせに！