『ゼーガペイン』第20話「イェル、シズノ」

 舞浜サーバーはすでに無く、何とガルズオルムの本拠地である月面に移動されている事が判明。
 また、コアトリクエから得たデータ自体はまだ明かされるものの、シマのウェットダメージの表面化し、最終決戦が間近に。
 舞浜サーバー内の無感情さとアルティール内との表情豊かさとのギャップにここにきて戸惑いを感じ始めているキョウ。何気ない言葉と態度でリョーコにウェットダメージを発生させてしまい、久しぶりにキョウはシズノと組んで出撃。
 そこでデフテラ領域の自爆に巻き込まれ、二人きりになったキョウとシズノは過去の回想を。
 まさに「ありえない」知性派かつ行動的なキョウに、現在の姿からは想像もつかない弱弱しい印象のシズノ。自分が何者であるのかを知り、涙にくれる彼女にウェットダメージで失われた名前を与えるキョウ。今でもキョウの事が好き、だという一言で片付けられないキョウとシズノの結びつきが見て取れます。
 

 そのシズノ、そしてシマは幻体データになる前のプロフィールが存在せず、しかも単純にイェル=IAL社とつながっているだけとも言えない複雑な状況に。
 イェルという名称が「幻体を幻体」と呼ぶのと同じ、と言う事は、イェルはナーガがサーバーテストのため初めから幻体そのものとして作られたデータに過ぎない、もしくは人間としての生活を持たないような人間として育てられていた、という事なのか。
 

 最終決戦間近にしてキョウとリョーコとの微妙な距離感、そしてシズノとの関係性がクローズアップされてきて、
ますます見逃せない展開になってきましたね!


 次回はゲームキャラ登場?