『ゼーガペイン』第16話「復活の戦場」

 過去、感想でこんな事を書いた自分。

このままアルティールの中でゼーガAI代わりになったりしたらどうしよう。いや、それはそれでアリな気もしますが(笑)。

 全然アリじゃぇええええええッ!!! 
 過去の自分は何を血迷っていたのか。いや、AIじゃないけど! ないけどぉー!
 意識はあれど幻体として復活できず、キョウと出逢えるのは戦場へ出撃するアルティールの中でだけ。量子サーバー内では、交通事故により面会謝絶となった状態。
 おまけに「あんな状態にするなら生き返らせるなよ」ムードまでオケアノスの中に流れ、見つけた本人のシズノは針のむしろ……。あぁ、この人ほんとに可愛そうなポジションに……。
 セレブラントたちの目的はガルズオルムの保有する復元技術を得て人類を復活させる事ですが、リョーコのこのままの状態では、復元すらできない可能性も無きにしも非ず。というか、人類を復元した所で、今度は現実世界を復興させなければならないし、ナーガもまだ生き残っている可能性もある。
 そう考えると、人類にとって幸福なのはむしろサーバーが壊れるまでループを繰り返す現状なのかも知れない。幸福への痛みと言うも、むしろ痛みばかりだ……。
以下箇条書き。 

  • リセット

 赤い雨に緑の雲が空を覆うリセット前のサーバー。セレブラントとして覚醒こそしていないもののそれに近い状態の
トミガイとハヤセは、記憶が消える前にと水泳部で夜遊び。
 プールで因縁のリレー。高校新記録も夢ではなかったリレー。しかし、キョウがゴールすると同時にリセットされ、全員その場から消失。
 刻まれる時計、ストップウォッチの演出や、音楽が無い静かな衝撃が印象的でした。

  • シマ

 三ヶ月以内に最終作戦を行う決意を決めたシマ。おそらく、月面サーバー攻撃なんでしょう。しかし、リセット雑務をミナトに押し付けたり、自らキョウに説明したりともう黒いの何の。何をたくらんでいるのかこの男。
というか、リョーコの時のピースは演技かぁ!

  • 警告

 以前あったゲームや現実世界の警告は、なんとリプート前のキョウ本人のものだったのが判明。しかし、いくら疲れたからって「シズノに近づくな」は酷いよなぁ。恋人だったはずなのに。シズノ本人の秘密がからんでいるのかどうなのか。

  • アビス

 新兵器のホロボルト・プレッシャーでコアトリクエを撃退したキョウ。しかし、そのウィザードであるアビスは「戦いの終着点はどこだ?」と気になる事を言い残して撤退。復元される中で、アビスも自我が目覚めてきた証なのか。


 次回はアビス、シン、オケアノスに侵入? 立体映像のキョウたちでは何も手が出せないと言う特殊状況に期待。