『サイレントヒル』

 友人に誘われてみてきました。
 映画の内容に鳥肌ざわざわ冷や汗びっしょり。隣の野郎二匹、じゃなくて二人がエンディングの最中で喋り始めて興醒め。でも隣の席が着物で眼鏡のけっこう可愛いこという事で、ちょっとどきどき(ぇー)。
 以下ネタバレ感想。
 復讐の女神とは、かくも苛烈か。
 魔女の汚名をきせられ、焼かれた少女の憎しみが変えた世界の果てに臨むのは復讐。語るもおぞましい復讐に、夜寝られなくなりそうです。
 妄信が生むのは悲劇ばかり。目に見える分かりやすい敵を作り、恐怖で群集を支配するそのやり方は唾棄すべきものです。そして、どうみてもバッドエンドなラスト……。怖い、怖いよ(涙)!
 ここで少女の邪心を映す鏡のような存在としての「死神」が現れるのですが、どう見ても「這い寄る混沌」です。本当にありがとうございました。
 見え見えの偽名で近づいて、すべてを裏で操っている、そんな風に見えてしまいました。自分だけでしょうかね。