『DEATH NOTE』

 昨日の夜、てっちゃんとレイトショーで観て来ました。
 以下ネタバレ感想。
 面白かったです。本誌の方もコミックスも半分流し読み状態の自分だったので、見所を圧縮して見せてくれるのは良かったです。
 最初はまだ正義の限界、法律では裁ききれぬ凶悪犯罪者がのうのうとしている事に怒りを感じるようなまっとうな感性を持っていたのに、デスノートを手に入れた後の十分、さらに十分と分単位で犯罪者以外の人間まで殺していく狂気の恐怖は、時間制限のある映画ならではだと思います。
 デスノートの使い方がだんだんと明らかになっていくのも、コミックスぽくてよかったかと。
 役者陣で言えば、もう警察上層部やワタリのおっさんっぷりが素敵で素敵で。多分、月ぐらいは喰ってたと思う。
 その月役の藤原竜也なんですが、何だか見ていて怖さを感じると同時に馬鹿っぱいとこを感じさせる、ベストな配役だと思いました。映画のラストでいつ「松田ーッ!」とか叫びだすんじゃないかとおかしくないあの感じ。
 L役の松山ケンイチの役作りも凝ってました。動作が、漫画のLそのもの。
 そして、レイ役が細川茂樹、松田が青山草太と、微妙に特撮の香りがするところに笑いました。ヒビキさんとマックスだーっ(笑)!
 オリジナル道をひた走ってる映画版なので、後半が楽しみです。