『ゼーガペイン』第9話「ウェットダメージ」

 人類は全滅して残っているのはデータだけ、という絶望的な状況の上に、さらに量子テレポートするたびにデータが欠損していって自分が消滅する可能性もあり、というさらに二段構えな絶望状況に。
 仮想現実なのに〜と言いながら、その仮想現実を観測する自分さえ消滅の可能性がある世界。キョウがあまりに馬鹿っぷりを発揮しているので忘れがちですが、この作品の根本的なところはほんとにえらく容赦無し。
 以下箇条書き。

  • 水泳部

ハヤセたちが戻ってきて、水泳部も復活ムード。それはいいとして、シズノのPVが普通にエロDVD状態になってるのはどういうわけか。

  • 今回の作戦

中規模デフテラ領域をゼーガペイン三機(タンク戦力外通知!)で攻撃する作戦。どんな苦戦が……と思いや、アルティール一機でほとんど破壊でちょっと拍子抜けしたところも。しかし、ゼーガペインのデータを入手したことを考えると、あえて破壊させた、みたいな印象も。

  • キョウのパーソナリティ

以前のキョウは、すべて自分一人で背負い込んだ上に自滅したような陰鬱な性格だったらしい。しかし今のキョウは例によって馬鹿まっしぐら。今回、キョウは新しいパーソナリティを持った自分を肯定する事を選択。けど、また自滅するようなエンディングを迎えそうで怖いような気も。

キャラクターの名前に感じが設定されているのにクレジットではカタカナ表記な事に気になってたんですが、これはあえてカタカナにする事で記号っぽさを狙ってるのか。


次回は着物。っていうか、サブタイトルが不吉だ。サーバー内では、同じ時間を巻き戻してるのか。