浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る Assault』

されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)

されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)

 読書マラソン2・五十七冊目。
 以下感想。
 ガユスのジオルグ事務所時代の物語。むしろメインは、ガユスとクエロがいかにして恋人になっていくか、といった感じのストーリー。ガユスとギギナの掛け合いを求めている人には、ちょっと物足りないかも。
 また、過去篇と言っても肝心の事件の核心そのものには触れずまだ引っ張っているのも微妙なところかも。しかし圧倒的な書き下ろしの量と修正を前に、作者の気合が相当入っている事が伺えます。 
 罪人は「ガユス」、竜は「クエロ」とある意味明確にされた一冊。
 ストーリー自体もこれからが核心に触れられそうで、見逃せないですね。