『西の善き魔女 Astraea Testament』第5話「暗躍する花々」

 今回でいよいよトーラス篇も終わり。
 前回のスポットライトキスが何だか微妙に(ほんと微妙に)スルーされて、ついにシスターレインの正体バレ。原作小説でもそうだったけど、ちょっと唐突過ぎてレアンドラが誰か皆分からなかったんじゃないだろうか……。
 未来の王宮女性を育成するトーラスを支配して自分の支持層を増やし改革を推し進めるレアンドラに対して保守派のアデイル、 そしてあくまで信仰として女王を奉じる第三勢力(二人の女王候補以外、という意味での)。で、そのどれもに影響を与える存在である台風の目としてのフィリエルとルーン。
 まさにグラール国の縮図、というか作品世界の縮図だったトーラス篇。次回から、ハイラグリオンに舞台を移してストーリーも折り返し地点に。……っていうか、フィリエル(達)全員退学だーッ!
以下箇条書き。

  • シザリア

シザリアがナイフ振りかざしてアタックしかけて瞬間にメチャクチャ血が滾った(笑)。ゆけシザリア! 飛べシザリア! 何でこんなにシザリアに入れ込むのか、自分でも分からない(おい)。

  • 白馬のユーシス

最後に颯爽と現れてルーンをさらっていったユーシス。しかしアデイル、現生徒会の無効、ルーンの性別暴露を有耶無耶にした上でさらにレアンドラを牽制した上で、自分のやおい小説を現実に。これほどの事を趣味に乗せて実行、成功させるとは……怖いな、女王候補! しっかりと彼女も暗躍する花々の一人だという事を忘れてはならない。