『みんなのいえ』

みんなのいえ [DVD]

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 以下感想。
 家を建てる事になったけど、デザイナーと棟梁の関係が悪くて凄い事に! な話。
 この作品も、『ラヂオの時間』に続いてどこで折り合いがつけるか、と言った仕事がメインになってると思います。
 芸術家としての自分と職人としての自分をどう両立させていくか。もしかして三谷監督のテーマだったりするのか。
 やっぱり見所は、婿、棟梁、デザイナー三人の妙な関係。古い日本的な大工の棟梁と横文字多用するアメリカかぶれな二人をつないでいたのが婿だったのに、いつのまにか二人は互いの実力を認め合って仲良くなって……。
 なぜか婿に燃え上がるジェラシーの炎(笑)。
 ちゃんと家が完成し、二人が並んで座っているところに落ち着くのが微笑ましい。
 色々な人が関わってできる、まさに『みんなのいえ』のタイトルに偽りの無い作品でした。