『ラヂオの時間』
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2000/09/21
- メディア: DVD
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以下感想。
素人主婦の書いた脚本がラジオドラマ化。
しかし作品は、放送直前で女優のワガママ、対抗意識、アドリブのせいで大幅変更になる事に! どんどん変わるキャラクター名、設定、ストーリー! 素人主婦はついにスタジオに立てこもるはで、現場は混乱の渦の中!
その中で作品に対するそれぞれの責任感が光ります。
脚本の主婦はこんな変わってしまった作品はもう自分の作品ではないから、名前を読まないでくれと懇願します。しかしどんな面白くない作品になって、自分達には責任がある。だから、名前は出す。みんなが満足するようなものを作りたいのに、妥協に妥協を重ねなければならない現実。
役者やプロデューサーの都合に振り回されるスタッフ達。どんな事があっても、自分たちが作ったものだから。彼らの叫びが胸をつき、だからこそ最後の工藤の行動がかっこいいのです!
なんだこのツンデレ野郎め! と言わんばかりのハインリッヒ救出劇! ちきしょう、やはり物語はこうでなければ!局の前に乗りつけてきたトラック野郎の涙に大共感。
そして何より、この作品の醍醐味は叫びです。これを叫ばないと何だかこの作品を観た気がしないから不思議です。
メアリー・ジェーーーーーーンッ!
ハインリッヒーッ!