保坂和志『猫に時間の流れる』

　読書マラソン２・二十九冊目。

猫に時間の流れる (中公文庫)

　以下感想。
　猫と人間の関係性がリアルでいいなーと思いました。猫を飼っているからこそ、気になる感染症や病気、誇り高さすら感じる野良猫との距離。
　増えた野良猫は殺される。それをどうにかするために不妊手術を受けさせるけど、それは結局「どっちがまし」かという中での選択に過ぎない……。
　猫と過ごすっていい事ばかりじゃない、その事を改めて理解させてくれる一冊です。