『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』

 ドラに引き続きこっちも観て来ました。とりあえず、ライオンと魔女が恋をする話じゃ無かったです(笑)。
 以下感想。
 王道ファンタジーで面白かったです。全体的に宗教っぽいというかキリスト教っぽいところ(エドモンドの裏切り、アスランの死と復活なんか)があるなと思ったら、どうも原作自体が聖書を下敷きにしているらしいです。 あぁ、それであんな感じなのね。
 観る前、魔女にはまさに魔法魔法で、念動力みたいなイメージがあったのですが、飴と鞭を巧みに使い分ける恐怖政治的魔女なのが意外でした。
 そりゃあの美貌で権力チラつかされ、恐怖で押し切られたらエドモンドなんてガキはたちまち陥落しちゃうよ! 自分だったらあっさりやられてますよ!(ヲイ)
 しかも戦場では二刀流でピーターやエドモンドと戦ってるし。あの剣って、普通は物凄く重いはずなんですけど!
 美貌に魔法に政治手腕、そして怪力。うぬぅ、ナルニア国が百年も冬の時代にあった理由が分かると言うものです。
 しかし最後にアスランがどこかへ去っていくその直前まで、これはアスランが権力を手に入れるための陰謀劇かと思ってしまいましたよ。
 アスランすげぇ知略家だ! と違う意味で感動していたら、どこかへ去っていきました。
よかった、勘違いで!(笑)
 そして観ていて魔女、アスランに続いて楽しかった男はエドモンド。
 戦争のせいで父親不在、兄は何かと口を出してきて次男坊の苦しみを味わっているところに、魔女の権力への誘惑とお菓子との二重攻撃。裏切るつもりなんか微塵も無く、むしろ相手を助けようと思っているのに結果的に裏切り者、卑怯者のそしりを受けざるを得ないポジションに堕ちていく……。
 あぁ、こんな男大好きだ!(歪んでる!)
 最後に魔女の杖を叩き折って一矢報いるところが救いですな。最後に正義王の称号を得るところなんかが、皮肉が効いてるかも(そんな見方かい)。
 続編も放映されるなら嬉しいなぁと思います。
 とりあえずまとめとしては、王よりも女王、女王よりも猫科! って事で。まさに猫(科)は世界を救う!