五分の悪夢

 朝目が覚めると、どうしても「後五分。後五分」と未練がましく布団にしがみついて二度寝してしまいます。当然自分なんかはいつまでも、うだうだうだうだとしがみついてるわけです。
 しかし今日は勝手が違い、二度寝すると妙な悪夢を見てしまいました。
 なぜか自分の部屋に弟と嫌いな友達二人(高校から面識皆無)がやってきていました。
 そいつらが横柄な態度で部屋をあさりはじめ、あさった物を見て「はっ」とか鼻で笑います。それだけでもムカつくのですが、何よりムカつくのが「田舎者」とか弟を嘲笑ってくる事でした。かっと頭に血が昇って、
「ナンだとだったらてめぇは似合わない茶髪の同類共とママチャリでだらだら道塞いでる田舎者のヤンキー崩れじゃねぇか」
 と、言いそうになった瞬間に、目が覚めました。


 とりあえず、いい夢見るよりは目が覚めました。もう二度と見るなっ!