高橋弥七郎『灼眼のシャナ(10)』

 読書マラソン五十三冊目。

灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)

 以下ネタバレ感想
 もう最高! そしてやられた! ページをめくるたびにテンション上がりっぱなし。


 十六世紀を舞台に、先代「炎髪灼眼の討ち手」マティルダ・サントメールこと奥方様(笑)が大活躍!
 アクションと恋愛要素の絡みに血が滾ります。敵味方問わず想いあってるのに、ほとんどすれ違うかあえて意識してなかったりしてかみ合わないのが逆に切ない。奥方様とアラストールはしっかり相思相愛なんですが、分かれる事を前提に大戦に挑んでいる姿がまた……。


 一番感情移入できたのはラスボスのアシズ。こういう愛のためにすべてを敵に回す男は大好きです。
 っていうか、一番驚いたのはナハティガル。まさかあの人だったとは……。ビジュアル変わりすぎだ!