『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第八話「たぎれ! 戦慄の暴将」

第一感想

 ホンタイ、二週ぶりに登場!
 いやあ、出番が来てよかったよかった。おまけに、その出番が呂布討伐、と言う大役とは!
 さすがホンタイ、おいしい所に出番がある!
 以下感想。

脚本・岸本みゆき

 岸本みゆき氏が脚本に参加ー!
 コミックス版『三国伝』の構成を担当している岸本氏が脚本に参戦とは嬉しい。アニメと漫画は随分違うし、ガンダムエースの連載分もあるが、これからも参加して欲しい所。

李儒シャッコー

 董卓軍軍師・李儒が登場。出たな、シャッコーなんだかリグ・シャッコーなんだか分からぬ奴め(笑)!
 それにしても、喜山茂雄氏の演技が非常にいやらしくて素晴らしい。この声こそ、まさに董卓の軍師。これが夏候惇と同じ声優さんなんだと言うのだから驚く事しきり。声優さんって凄い。

指揮官の温度差

 呂布の武勇を前に、すっかり及び腰となってしまった袁術袁紹
 これに対し、だからこそここで引くわけにはいかぬ。援軍を用意してさらなる攻撃を、と言う公孫瓚
 袁術袁紹は反董卓連合軍の仲間達を手駒扱いと、すでに董卓と同じ思考。これは以後も続き、公孫瓚を苦しめる事になる。
 同門の士でありながら、劉備は旅をしたり前線に赴いたりしている事を考えると、まったく対照的にキャラクターが配置されている所が興味深い。

幽州義勇軍呂布

 呂布討伐をかって出た劉備達幽州義勇軍。その真の目的は、呂布に対する陽動役であった。
 劉備が正面から「呂布討伐を命じて下さい!」と要望し、張飛が「オレ達なら軽いぜ!」と調子に乗り、そして関羽が「自分達が呂布を引き付けている間に攻撃を」と公孫瓚に促す。
 あらこの三人、改めていいトリオw
 幽州義勇軍呂布の戦いは、しかし呂布との圧倒的な実力差を見せつけるだけで終わる。さすがに、まだ三人では呂布にかなわない。
 と、ここで、張飛の右肩の鎧が破壊される事に。メディアは違えど、「張飛の右鎧は呂布に斬り落とされた」と言う設定は変わらない。

三位一体!

劉備ガンダム「民の明日を踏みにじる暴力が正義であってたまるものか!」

 呂布との戦いではお約束となった、「力こそ正義!」に対する劉備の答え。
「戦いのための戦いに興味は無い」
「我が覇道の邪魔をするな」
 と答えた曹操に比べ、何と青臭い事か。
 しかしその青臭さこそ、劉備最大の魅力である事は間違いない。三位一体の鎧装着シーンも新しくなっていて、また燃えるシーンであった。

虎牢関、陥落

 幽州義勇軍呂布が戦っている間、陥落してしまった虎牢関。早い! 早いよ! いくらなんでも早すぎない!?
 どうやら、劉備達が戦っている間に、曹操軍、孫堅軍が動いてくれたらしい。これが袁術袁紹の策なのか。はたまた公孫瓚の独断なのか。
 この辺り、二五分あればその辺りもちゃんと描いてくれたのかもしれないが……。

赤兎馬・戦輪形態!

 ついに来た、バイクモード! 変形シークエンスがかっこいいぜ!
 多分、何も知らずに見た人は驚き、そして怒るところだろうが、そこはSDガンダムらしさの極みの一つとして大目に見てもらいたい。
 伝統通りなら、呂布と合体してケンタウルスモードとかになってただろうから(ヲイ)。

次回は

 いよいよ光の都へ! 孔明も登場し、董卓との戦いも近し!