第30話「王の力とナッツの悩み」
授業中、ちょっとした事が原因でのぞみと喧嘩してしまったくるみ。彼女が落ち込んでいる間に、のぞみ達はシビレッタが作り出したメルヘンワールドに連れて行かれてしまう。手紙を送ってのぞみ達の下に飛ぼうとするが、手紙を送る事ができなくて……?
第一感想
あの、さすがにシビレッタがかぐや姫をやるのは無理があるかと……。
などとツッコむ間もなく、のぞみ達がツッコんでくれた。さすがプリキュア5。そんな所も反応が素早い(何がさすがだ)!
ところで、今回のコスで、のぞみとうららだけがお揃いのウサギコスなのは……。そういう解釈で、よろしいのかな(ヲイコラァ!)?
以下感想。
かぐや姫
今回、のぞみとくるみが喧嘩するきっかけとなり、シビレッタに連れて行かれたのがかぐや姫の世界=『竹取物語』。今回のエピソードはこの物語を「かぐや姫」と「求婚者」、二つの立場を「プリキュア5」と「エターナル」に落とし込んでいる所が面白い。
かぐや姫サイド
「かぐや姫」はプリキュア5。
お爺さんお婆さんと悲しい別れを告げる事になってしまったかぐや姫。のぞみは、「別に無理して帰らなくてもいいんじゃない?」と言う意見。
思いっきり、ココに対する意見の反映と受け取れる事ができる(本人無自覚だろうけど)。相談して、一緒にいる事だってできるのではないか。もう会えないなんてさびし過ぎるじゃないか、と言うのがのぞみの意見。一度ココと別れ、届かない手紙を書いていたのぞみだけに言葉に重みが……。
しかしそれに対する最もなカウンターがくるみ。
それが決まり。住む世界が違う。世の中そんなに甘くない。……何て言われると、「まぁ、そうだよね」としか言いようがない。でもその「決まり」に対して、のぞみとココは答えを出さなきゃいけないわけで……。
こうなれば道はただ一つ! 求婚だ(ぇー)! のぞみなら安心してココを任せられるよ(逆じゃねえの?)!
求婚者サイド
たいして「求婚者」サイドはエターナル。
ローズパクト=フローラに執着する館長には、下手な物は通用しない。アナコンディのプレゼントも、まるで無理難題を吹っかけられた求婚者のようにあえなく袖にされてしまう。
シビレッタに嘲笑われて、その嫉妬の矛先はシビレッタを通り越してフローラへ……。
こ、これは壮絶な修羅場の予感ッ。ついにはシビレッタなど通り越し、遥かキュアローズガーデンのフローラにまで女の戦いの火の粉が舞い上がる!
しかし、アナコンディを嘲笑するシビレッタにも、こんな時期があったのかと思うとちょっと泣ける……。実は館長も、罪な男なのねー。
『竹取物語』の世界
アナコンディのメルヘンワールドへ連れて行かれた五人。第一感想でも書いたが、あえてもう一度言わせてもらわねばらないッ。
ウサコスお揃い! のぞみとうららッッ!!!
「Yes!」と朝から元気いっぱいになった(ヲイィィィ)。
想いの力
手紙を書いて送ったくるみ。しかし、手紙は送る事が出来ない。クレープ王女曰く、「くるみが迷っている」との事。
確かにかぐや姫とお爺さんお婆さんのように住む世界が違うが、そんなものは強い思いの前には関係ない! とばかりに手紙を送る事が出来たくるみ。
その内容は、のぞみとの絶交を解く、と言うもので……。
よくよく考えれば、彼女はプリキュア5メンバー唯一のツンデレでした。みんなのぞみを中心にデレデレだしな(ぇ)! ちなみにここで言う「みんな」とは、くるみも言っていた通り「王国国民全員」(笑)。将の器、恐るべし!
王の力とナッツの無力
ココはプリキュアに新たな力を与えられる。クレープ王女はアイテムを動かし、そしてくるみの迷いをふっ切らせて見せた。
同じ王であるはずなのに、ナッツだけ何もできない……。そんな無力感に囚われるナッツ。
次回のエピソードでは救済があるようだが、ナッツと言えばこまち! と言うわけで、彼女とナッツの濃い展開を期待(変な意味じゃないよ!)!
新ED
EDが変更。相変わらず動く! そして増子さん登場!? 本編ではさっぱり登場しないのに……! でも登場おめでとう増子さん! ありがとう、スタッフさん!
次回は
次回はミルキィローズにも新たな力が!……CMのデザインを見ていると、ふと、声優さんの石田某氏の声で「ウェイクアップ・フィーバー!」とか聞こえてくるような気がするw