マジコ!『コードギアス 反逆のルルーシュ(4)』

コードギアス反逆のルルーシュ 第4巻 (あすかコミックスDX)

コードギアス反逆のルルーシュ 第4巻 (あすかコミックスDX)

 月刊Asuka連載版『コードギアス 反逆のルルーシュ』コミカライズ第四巻。
 内容は、神根島からスザクがユーフェミアの騎士となるまでを、コミカライズ独自の構成で描いたもの。何せこの作品、ナイトメアフレームが基本的に登場しない事になっているので、その分オリジナル要素を巧く加えて、アニメ本編のイベントを綺麗に消化していっているのが特徴。
 以下感想。

スザクの父殺し

"C"の世界越しに、マオが暴走してスザクの父殺しがルルーシュに明らかに。こいつ、コミカライズでは持ち前のしつこさが遺憾なき発揮されてるw

神根島

 アッシュフォード学園会がロイドのツテでキャンプに参加。神根島でペアになるのが、ルルーシュとカレン。スザクとユーフェミアと、本来の(?)ペアに変更。

ルルーシュとカレン

 ルルーシュ上着を着せられたカレンの、

…ぶかぶか…あったかいけど
これで落ちたと思うなよ
私はゼロのものなんだから
…ここにいるのがゼロだったらいいのに…

が最高すぎる! ぶかぶかの袖で口元を押さえている姿とか、もう……ッ(落ち着け)!

スザクとユーフェミア

 水浴びシーンがユーフェミアに変更(笑)。と言うか、腹に溜め込むことが多いルルーシュ・カレンペアと違い、自分の悩みや応援を素直に出すこの二人なので、何だかおそろしく眩しく見える。

藤堂

 アニメ本編では日本解放戦線にいたが、こちらでは最初から神楽耶に仕えている。

黒の騎士団

 意外や意外、コミカライズではココに至るまで黒の騎士団が結成されていなかった。それでもストーリーは回っていたのだから、そういう風になるように考えられていたのだろうが。

スザクにかけたギアス

 ナイトメアフレーム戦がないのでもちろんかけるタイミングは違う。アニメ本編では黒の騎士団のリーダー・ゼロとユーフェミアの騎士・スザクと言う形で対面していたが、コミカライズではあくまで友人同士のルルーシュとスザクと言う形だったのがポイント。よりルルーシュが「生きろ」とギアスをかけた苦悩と願いがより強調されている。 

次巻

 次でコミカライズも話数的には完結だろうか。しかしナイトメアフレームが登場しないとあっては、改造人間オレンジの魅力も半減。一体全体、どんな風に描かれるのか楽しみだ。