#10「レジェンド・オブ・ゼロ」

 ミス・マクロス主演の映画に端役として出演する事が決まったランカ。しかし俳優の事故と監督の強い希望により、ヒロインを演じる事になる。

第一感想

 この商売上手め! つい『マクロス ゼロ』買いそうになっちゃったよ! そして『娘フロ。』まで……!
 参ったやられた! もうめろめろだ〜(力ちゃんっぽく)!
 とりあえず『マクロス ゼロ』は全速力でレンタルしていくる!……あ、それだけじゃ意味が無いから『超時空要塞マクロス』もレンタルしてくる!……ならばその勢いで劇場版も、ってドツボにはまっとるわッ!
 以下感想。

マクロス ゼロ

 そういえば、『マクロス』のエピソードって、よく映画になったりしているらしい。リン・ミンメイの話とかも劇中設定では映画になっているとかいないとか。そういう意味では、あっておかしくない映画化だ。遠い将来『マクロス7』とかも映画になったり……は、ちょっと難しいか。あれはコアなファンが映画化を許してくれそうにないしw

アルトと実家

 名門の女形の家系で生まれ、演技の評価も高かったアルトだが、大喧嘩の末パイロットに。
 家、父親、技能、そして二〇〇〇メートルの天井。自分を縛るものから自由になりたかったアルトだったのに、その一つだった父親の言葉で、ランカを励ました。
 ミハエルの言うように「逃げている」アルトだが、それが自分の血となり肉となり、確実にアルトの一部分になっているのだ。それを無理矢理切り離そうとはせず、受け入れる事がアルトには必要だと思う。と言うより、登場キャラクターがほとんど「○○だけど××」でもあり、ある意味それが作品の一つのテーマでもあるのかも知れない。

ブレタとアルト、ファーストコンタクト

 凶暴化したヒュドラからランカを守ったのはアルト!……ではなく、謎のバルキリーパイロット・ブレラ。しかもその体は機械だった。
 ヒュドラからランカを助けたのがアルトだと勘違いしているランカだが、これからアルトとの距離が離れていくにつれ、段々ブレラの方に心を傾けていきそうな予感。

暗躍する者達

 ブレラがレオン管轄では無かったのが意外だったが、ブレラを動かす別の組織が存在するらしい。レオンとの接触は、『マクロスF』の陰謀担当にふさわしい腹黒さだ。そしてシェリルの母親のイヤリングと同じものが登場したりと、ランカだけではなく両ヒロインに黒い影が忍び寄っているようだ。

三人のキス

 演技とは言え、ランカとのキスを恥ずかしがるアルト。マオの心情を理解できないランカ。その前で、シェリルからアルトにキス! そしてそれを見ていたランカが覚悟完了! 演技でキスシーンを見事演じきる。
 例え自分の憧れの人から奪い取る事になっても構わない。そんな覚悟と言うか、理解を果たしたように見えたランカだったが、試写会(初日?)の対応を見るに、その覚悟はまだのようだ。
 だが、ここから何者でもなかったランカの伝説が始まっていく。シェリルとも肩を並べ、アルトを奪い合う事になるのだろう。今回のキスはその序章とも言えたのかも知れない。

その他

 気になった小ネタを少し箇条書きで。

次回は

 一週休み?
 スターダムにのし上がるランカよりも、袴姿のアルトに鼻血出しそうになったのは自分だけでいい(何)。