『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 03「囚われ の 学園」

 ゼロとして復活を遂げたルルーシュ。だがその事が周囲に知られれば、囚われたナナリーに危険が及ぶ。自らの覚醒を隠しながら、ルルーシュは監視者達に策を打つ。だが、監視者・ロロのギアスにより、形勢は逆転されてしまい……。

第一感想

ヴィレッタに怒られてばかりのシャーリー」に吹いたwwwww
 ヴィレッタ、シャーリーに撃たれた事、忘れてなかったのねーw
 後、結局『R2』でもサービスシーンなカレンって(笑)。C.C.をバニーにすれば確かに早かっただろうけど、多分、接客とかC.C.には無理だと思う。色々な意味で。
 もちろん、C.C.は自分が狙われる可能性も見据えての「カレン・バニー作戦」だったのだろうけど。 
ルルーシュの制服を見えない所でカレンは着るんだ」と思ったのはここだけの秘密だ。
 以下感想。

ラウンズ・スザク

 ナイトオブラウンズとしてイタリア前線に登場したスザク。ラウンズの一人として単独行動を許され、また敵には「ブリタニアの白き死神」と畏怖される。しかし、戦闘前に降伏勧告をする事や、圧倒的な戦闘能力などはやはり変わらない。
 シュナイゼルから「新しい導き手としての自覚と責任」を期待されているように、ナンバーズのスザクがここまで出世する事は、ブリタニア恭順派から見れば希望の星となるはずだ。ぶっちゃけ、日本が独立できなくても、ブリタニアが現在の差別主義的国家から脱却する事が出来れば別にそれでいいわけだし。
 しかしルルーシュサイドがメインになっているせいか、スザクサイドの描写が短い短い。一スザクスキーとしてはこの扱いはちょっとがっくりだ。世界で一番出世した猫・アーサーの顔も見たいし(笑)。うん、最初からスザクの本当の友達はアーサーだったんだよ(何)。いや、ルルーシュも友達だけど。

ニーナ

 アーサーと共に学園から消えたニーナ。彼女はブリタニア側の科学者になっているのだから、現在まで出番が無いプリン伯爵ら特派(今は違うかもしれないが)と一緒に登場するのかもしれない。ユーフェミア関係でスザクとは共闘できそうではあるが、ニーナはナンバーズ嫌いなのでスザクにも容赦が無さそうだ。 

記憶改竄に対する怒り

 ルルーシュの記憶を改竄された怒り。クラスメイトまで記憶を改竄した怒り。そして、ルルーシュ自身がシャーリーの記憶を改竄した怒り。それは大切なナナリーや想いを勝手に操作し、消失させた事に対する怒りだ。
 だが、舌の根も乾かぬうちにさっそくギアスを使い放題のルルーシュに脱力した。おまッ。ちょっとぉぉぉぉっ!?
 いやまぁ使わなきゃストーリー進まないし、それがルルーシュの武器ではあるんだけど、さすがにそれは無いだろう、と。自分の胸の内だけに秘めた償いの気持ちなんて、見栄えはいいけど単なるオナニーだ。もはや個人レベルを超えて、多分、公の場で裁かれなければならない事態だ。だが、それが可能であるかと言われればそうではなく。ギアスなんて実証不可だし、そもブリタニア皇帝・それを望んでいないだろうし……。

監視者達

 ルルーシュを監視していたブリタニア。そのメンバーは、すでにギアスを受けたヴィレッタ、ロロをリーダーとして構成されたメンバー。ヴィレッタが記憶改竄を受けたわけでなく、自分の意思で動いている事は何故か一安心。さあ扇さんのターンですよ(何)!?

ロロと言う個人

 大人しくて友達がいない――と言う評価のロロ。
 しかしその実態はギアスユーザーであり、ギアスの機密を守るためなら仲間であっても殺害する冷酷とも取れる思考形態の持ち主だ。だが、その一方でルルーシュがゼロでは無いと信じたがってるフシもある。その上「誕生日」「プレゼント」と言った「個人」の記号を感じさせる物には敏感に反応している。
 現在、ロロは偽りの弟にしか過ぎず、本当のプロフィールは明かされていない。そもそも、本当にそんなものがあるのかどうかさえ不明だ。最終的に、ナナリーと引き換えに死んでしまいそうな気配だが、最後にロロはロロとしての自分を獲得する事はできるのだろうか。 

ギアス能力

 ロロのギアス能力は、瞬間移動等と言う生易しいものではなく、本気で「時を止める」事だった! こ、怖ッ! もはや何でもアリだな、ギアスッ。
 特定個人に使うと言うよりも、周囲の空間に向けて使用していると言った感じなのでヴィンセントに乗ったままでも使用可能という事か。

教団?

 ヴィレッタからこぼれたこのフレーズ。C.C.などのイメージに登場した宗教色を受け継ぐ設定だろう。だが、むしろ『ナイトメア・オブ・ナナリー』の匂いがするのは気のせいかw

囚われの鳥

 学園と言う籠に囚われた鳥。それがルルーシュだった。しかし記憶を取り戻し、自分に対する監視と、その中枢がある事を推理したルルーシュは、黒の騎士団メンバー処刑に囚われたヴィレッタ達の裏をかき、その中枢を押さえる事に成功した。
 ロロに拳銃を突きつけ、王手詰み――のはずが、まさかのギアスで形勢逆転! 銃を奪われ、いきなりピンチに陥ってしまう。
 このスピード感と、ルルーシュが万能無敵どころか、きっちり作戦を立てたにもかかわらずギリギリで逆転されてしまう抜けた所が『コードギアス』の魅力だ。 

次回は

 処刑される中枢メンバー。ルルーシュはロロの銃口から抜け出し、逆襲を遂げる事はできるのか。そして中華連邦は裏切ったのか!? と気になる所で引かれた今回。次回はいよいよ、ルルーシュの頭脳とスザクの運動能力を兼ね備えた男・黎星刻の力が明らかに?