第8話「ソウル・ドラゴン城、怒る」
一九八六年。
ゆりは行方不明事件の犯人を探すため、次狼の後を尾行する。そこに新たな怪物・バッシャーが現れる。
二〇〇八年。
行方不明事件を探るため、客を装い再びレストランにやって来た渡達。しかし厨房のスープがバイオリンのニスに使えるかもと思った渡は、スープを持って帰ってしまい……。
今週から、長い記事は小見出しを使って整理してみる。そんなの、今更言う事じゃないとは承知しつつ。
以下感想。
犯人は次狼
一九八六年サイドでは、行方不明事件の犯人が完璧にガルル=次狼であった事が判明。バッシャー=ラモンがゆりを狙ったため、犯人探しもうやむやになってしまった。しかもその事を隠して何食わぬ顔でゆりと接近。確かにあんなシブい人に守られたらオチる事は確実なので、ゆりを責める事はできないが(ヲイ)。
何だかすっかりピエロになっている音也が不憫だ。まぁ、最初からそうだったと言えばそうなのだが。
名護の正義の理由
二〇〇八年サイドでは、気持ち悪いまでに正義の味方をやっている名護の過去が明らかになる。議員だった名護の父。書類のミスを汚職だ何だと騒ぎ立て、実の父を自殺に追い込んでしまった。
その時父と言い争いになっていた内容によると、罪と言えば罪だが、小さな書類ミスでしかなかったらしい。だが名護的には、告発してしまった以上、後には退けない。退けば、相手の罪が翻って自分の罪になってしまう。いたずらに他者を貶めた悪人になってしまう。もはや名護には正義の味方になるしかなかった。
そんな名護にとって、ファンガイアだの何だのは、倒しても誰にも文句を言われない、自分を守りたい彼にとってうってつけの職業。それもこの世にたった一人しかいない危険存在キバを倒せば、自分の価値を高める事につながる。
ああ、何とまぁ哀れな名護。引きちぎったボタンの重みに耐えかねて、潰れてしまうような気もするが。
何処へ行ったのアレルギー
渡は再びレストランに侵入するが、ソースをバイオリンのニスに使うため、おたまにスープをすくって帰宅。ちょwwwwおまwwww泥棒wwwww
静香と恵の二人に好意を持たれている渡だが、そんな事お構い無しにバイオリン作りに邁進する渡からは、この世アレルギーなど言っていた姿は見られない。この男、何だかんだで順応性は高いクチか。