第15話「私は明日へ向かいます。」

 グアームを突破したグレンラガンの前に、王都テッペリンが巨大ガンメン・デカブツとなり立ち塞がる。ついに姿を現したロージェノムとシモンの決戦がついに始まった!




 第二部、堂々完結!
 シモンの前に姿を現した「運命」。それは王都テッペリンそのものだった超巨大ガンメン・デカブツの玉座に座る男・螺旋王ロージェノム!
 大グレン団全員の想いを背に、ロシウ、ニアと共に決戦に挑む。しかしロージェノムもグレンラガンと同じ反応を持つガンメン・ラゼンガンを駆りグレンラガンを圧倒する!
 正直、グレンラガンよりも何倍もかっこいい、と個人的には感じるラゼンガン。グレンラガンはそもそもグレン+ラガンで、元々一つの機体じゃなくてちぐはぐなところもありましたが、ラゼンガンは完全な人間体型に加えて曲面主体の一つの完全なもの、と言うデザインが素敵。必殺のギガドリルブレイクまで通じないところまでラスボスの名にふさわしい。
 しかし真の脅威はラゼンガンではなく、螺旋王その人! 何せ生身でラガン相手に殴り合いをかまして圧倒すると言う恐ろしさ。一体どんな化物か。
 そんな化物・ロージェノムを打ち倒した最後のドリルはコアドリル。物語の始まりとも言えるガジェットでの一撃には燃えた。




 物語の主役であるシモン以上に、今回(第二部)のメインはニア。
 父親であるロージェノムに文句を言うためにここまでやってきた彼女の言葉は、しかし父には届かず、結局戦う事になってしまった。コアドリルに貫かれた父に向かってニアが言った言葉が「私は明日へ向かいます」。
 ニアが父親から離れ、決別と言える言葉。それと同時に、地下暮らしの人類が地上を取り戻した事に対する事実にもかかってくるセリフです。
 けれども、危惧する事も。ロージェノムが語った「螺旋力」「かつて人類のためにとシモンと同じように戦った男」(ロージェノム?)「月」など、第三部へ続く言葉。第三部ではこれらの謎も明かされていくんでしょうか。




 死なない体を手に入れ、さらに改良されたエンキドゥドゥでグレンラガンに挑むヴィラル。しかしそれは「語り部」としての役割を果たすための体であり、戦闘能力の向上には一切関係が無かった……。うわぁ、なんだそれ(苦笑)。
 次回は総集「編」ならぬ総集「片」。予告がヴィラルで吹いたwwwww 早速語り部の仕事ですか?