『ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-』第9話「決意 -疾風を越えて-」

 ドラゴノーツ隊に捕獲され、地球に連行されるジン、トア、ギオ。しかしそこに、ガーネット率いるジルアード軍が襲いかかる。




 家族を失ったシャトル事故の原因がトアである事を知り、沈み込むジン。ギオに叱咤されてもまったく動かなかった心を動かしたのが、トアが持っていた妹のブレスレット。「トア」と言う名前が、ブレスットに刻まれた文字から取られていた事を知り、シャトル事故の際ジンを助けたのがトアであった事を思い出した事で、再びトアを守るために立ち上がる。
 一緒に月まで行った男じゃなくて、守りたい女の事で奮起するジンは立派な男の子。ちょっとムカツクけどその心意気や良し(ぇ)!
 ギオもそういう姿勢のジンは認めているようで、再びドラゴン状態になった自分にジンを乗せ、突入コースを外れたシャトルを守るために大気圏にまで突入してみせる。
 しかしいくらジンが奮起して見せてもISDAと言う巨大な組織には敵わず、ジン達は拘束されてしまう。死んでしまった自らと同じオリジナルドラゴンを前に崩れ落ちるトア。ことごとく命令違反したギオと、三人の未来は暗い。
 彼らの未来を握るサカキの過去も明らかに。同じシャトル事故で家族が死亡したと言うジンと同じ過去を持っていた。同じ過去を持ち、しかしジンは沈み込み、サカキはタナトス打倒のためドラゴノーツ隊を率いる。されどトアに関する感情は正反対のようで、そこが二人を分かつ要因になるか。




 前からガーネットと密談していたライナだったが、その密談自体ガーネットを騙すためのフェイクだった。まさにライナにしてやられたといったところ。
 彼を助けに、同じドラゴノーツヴリトラユニットのハバラギ・イツキとオトヒメが登場。イツキ自身もライナを様づけして、強い関係性をにおわせる。




 さて、もう毎週言っている様な気がしないでもないのだけれども、カズキが荒れすぎていて観ていて逆に泣けてくる。
 サカキからの特命と嘘までついて、せっかくギオを取り返したのに、結局元の鞘に(?)。あまつさえ、「シャトルを守るのはトアのため」と完全に存在を忘れられている。
 一体彼はどこまで可哀想になって行くのか……。ジンとトアの関係が進もうが進まなかろうが、カズキだけは確実に荒れていく(笑)。