第8話「夏祭り、そして果たし合い」

 学校内の古い空間を調査するイサコ。しかし学校内は、玉子の仕掛けたせいでセンサーのせいで下手な動きは取れない。
 そこでヤサコは陽動のため、ダイチにフミエ達のメガネを果し合いで取ってこいと命じる。



 今回は、夏祭りと恋と浴衣の物語。



 夏祭り。それは日常とは違う別空間。女子は浴衣で普段と違ってどきどきして、値段の高い夜店だってプラチナチケットで遊び放題!
 そんな小さな夢の世界でうじうじしたりあたふたしたりする純情男子なダイチの葛藤と決断にただただ涙……!
「好きな女子と一緒に遊びたい」と言う男子的には一大事かつ照れくさくて言えない重大事を、心ならずも楽しみながらも、果し合いと称してメガネを取り上げねばならない、ダイチ。
 フミエの浴衣にときめいてみたり、「果たし合い」→「はたし愛」とか書いちゃうダイチの純情。そんな照れくささと果たし合いを申し込むと言う仕事の狭間で出てきた「一緒に果たし合いに行きませんか?」に大爆笑。
 いやごめん。でも笑っちゃうんです。
 


 しかしそんなダイチのはっきりしない態度はその他の黒客クラブのメンバーから見れば不満そのもの。ただでさえイサコに敗北して「元」扱いなのに、リーダーの器だの何だのまで言われる始末。
 決死と言っても過言ではないダイチの果たし合いの申し込みがもう泣ける泣ける……!
 イサコの手加減の無いやり口を体で知っているからこそ、イサコの「ミチコさんを呼ぶ」と言う脅しからフミエを守ろうとしているのに……!
 次回でのダイチの行く末が気になります。



 一方、校長の話にも引き合いに出されるようなカンナの事件に心を痛めるハラケン。カンナの母から彼女のメガネを託されたものの、ロックを解除する事ができない。
 そんなハラケンとヤサコが微妙に接近気味です。
 そんな二人の空気を京子も読み取ったようで、ダイチに悪戯してはハラケンの後ろに隠れます。あぁ、未来の義兄フラグを幼児ながらに読み取ったんですね(笑)。
 カンナのペットの体内に潜んでいたと思われるイリーガルからメタバグ(?)を渡されたものの、キュウちゃんのせいでいイリーガルは消滅。
 これでカンナの事件がイリーガルによるものだと分かりましたが、カンナが調査の結果何を知ってしまったのかが気になる所です。



 イサコのミチコさん発言。ミチコさんは「呼び出せれば何でも願いを聞いてもらえる」と言う都市伝説で語られる存在ですが、それをイサコが使えるとは?
 ミチコさん=イリーガル関連。もしくはミチコさんが暗号屋の技術の隠喩である、と言う事なのでしょうか。
 まぁ、それも次回以降でしょうが。



 ストーリー全体から俯瞰しても、ヤサコ達の裏で色々展開しています。
 玉子が駅ビル事件の調査のため、最近大黒市に越してきた人間=転校生を探りにやってきます。そこでイサコと、上司の娘であるヤサコだと言う事が判明します。
 ややこしいと言う発言から、どうも調査は非公式、あるいは秘密裏に行われているようです。そういえば、予算の使い方も報告してなかったし……。



 しかし何をおいてもこんない歯、ヤサコ、イサコ、フミエ達の浴衣姿が素晴らしかったッ! あぁ……やはり浴衣は日本が生んだ美の極み……(無視してください)!
 特にイサコなんて、どこの極道の妻かと(黙れ)。



 それにつけてもハラケンの羨ましさよ……! 自分が体育教師なら、嫉妬のあまりハラケン限定でフルマラソンだね!