山田悠介『オール』

オール

オール

 読書マラソン3・四十二冊目。
 以下感想。
 荻原健太郎は一流会社に就職したものの刺激の無い生活に飽きてアルバイトを続ける毎日。
 そんな彼が「何でも屋」の張り紙を見つけ、そこでアルバイトとして働き始めた時から人生が変わり始めた……と言うストーリー。



 仕事が三年続かないとはよく聞く話ですが、仕事に対する生きがいとは何か? と言うものを描いた小説です。
 しかしそんな事はある意味でオマケであり、ある意味でストーリーなんて無いに等しい作品です

 
 何でも屋で時々暇やって地味な仕事もして時たま現れる大きなスリルある仕事に酔う。ある意味でナメてんのかと言いたくなる様なそういう気持ちも分かるような、複雑な一冊でした。