『ガン×ソード』the final「タキシードは明日に舞う」

 エレナを生き返らせる事を提案するカギ爪の男。それに対し、ヴァンの答えは……。

 いよいよ最終回。
 カギ爪の男の提案を、ヴァンはさっくり否定。「エレナの死さえ奪う気か」と言う言葉から、愛する人は死んでいる、もう生き返らないと言う当たり前の事をしっかり見据えた上で復讐する、ヴァンの決意が伺えます。
 何度もバースデイの操る流体や巨大な腕の攻撃を受けながらも、エレナへの愛で立ち上がるヴァン。
 そして、ヨロイがオーバーブロー。
 ヴァンこそ、この惑星エンドレス・イリュージョンで生まれた新たな可能性に改造手術を施した、いわばハイブリットな男だったのだ!
 巨大な剣でバースデイをぶった切るヴァンとダンに燃えに燃えた。
 しかし、その後も続く泥試合。
 カギ爪の男はヴァンを「馬鹿代表」として組織に仲間として加える事を宣言するは、ヴァンはただただ叫ぶばかり。
 しかし、エルドラ、プリシラ達の援護を受けて、ついにヴァンはカギ爪の男をぶった切る! 復讐、ここに完結!



 同時に、ウェンディが見定めたカギ爪の男の真実。
 幸福ばかりの世界なんて真実ではない。カギ爪の男がやっている事は「心の暴力」だ、と。ミハエルと別れ、自分だけの銃をとった彼女もまた、立派な主人公だったな、と。
 次回予告のナレーションがラストのインタビューに重なっていたり、ヴァンとの唐突な再開など、最後まで驚かせてもらいました。カメオ、大きくなりすぎwwww



 小ネタとしては、プリシラカルメンが最後の最後までヒロインとして最上級の輝きを放っていたり、エルドラは予備電力で復活し、カルロスはヴァンに始めまして。
 ジョシュアはラスト近くで男っぷりを上げ……。ミハエルとファサリナだってきっとどこかで……。



 終始テンション高くて面白い作品でした。何でこういう良質な作品が、TV東京に独占されているのか……。関西にも、どうにかしてくださいよー! 
ガン×ソード』、全話感想完了!