『アンフェアthe movie』

 ドラマ、スペシャルと続いて、映画版を観に行ってきました。
 はてなダイアリーだと、「アンフェア」とかぎかっこつきで登録されている事を初めて知りました(どうでもいい)。
 TV版と変わらず、終始心臓に悪い傑作でした。
 以下ネタバレ感想。
 スペシャルから続く、腐敗した警察を変えるための戦いは、病院の占拠から細菌兵器を利用したバイオテロにまで発展。
 しかも雪平の娘・美央が細菌兵器に感染してしまう……。



 警察内の内通者、細菌兵器が美央を殺すまでに抗体を手に入れられるのか。そして犯人は?
「すべてのシーンに裏切りがひそむ」
のキャッチフレーズに違わず、画面をずーっとはらはらしながら観ていました。
 劇場版と言う事で大きな時間制約がついた分、伏線関係はTV版よりもフェアになっている、と言うのが個人的な印象でした。
 やはり、閉鎖空間内+時間制限って言うのは燃えます。



 キャラクター関連では、蓮見、山路、薫ちゃんなどが続投。
 知能ゲームを終始気取り続けた蓮見。
 ドラマ、スペシャルでは山路から見た蓮見がクローズアップされてしましたが、今回の劇場版ではその逆、蓮見から見た山路が表現されています。
 そして、オトリ、拘束、いざってところで頼りになる薫ちゃん。一度は内通者とも思われましたが、最後までおいしいポジションでした。



 そして、ラストに残った、真犯人である斉木を撃った(と思われる)人物の謎。
 彼は警察汚職のファイルを政府関係者に渡そうとしていたので、それを阻もうとした警察上層部の人間だったのか。雪平の車に爆弾を仕掛けた人物?
 さらなる続編の予感を残しつつ、劇場版は幕を閉じました。


 パンフレットを買うとドラマに登場した「アンフェアなのは誰か?」栞もゲットできました(笑)。いつかどこかで使おうかしら。 
 続編も放送してくれるとありがいですが、綺麗に完結したんでそれは難しいかも。原作小説に手を出そうかちょっと検討中です。