津守時生『やさしい竜の殺し方(2)』

やさしい竜の殺し方 (2) (角川ビーンズ文庫)

やさしい竜の殺し方 (2) (角川ビーンズ文庫)

 読書マラソン2・八十二冊目。
 以下感想
 タイトルのやさしい竜の殺し方、と言うのが、世界の均衡を保つための残酷なシステムである事が分かり驚愕の展開。しかし最初の竜王は、いたってライトなノリ。しかも歴代の竜たちは、ロリ、ショタ、ホモと、凄まじい運命の恋人変遷……。
 あぁ、津守小説だなぁ、とちょっと涙が(笑)。
 アークとウランボルグはバカップルになってるし。認めちゃってるな!
 アークが誓約を解除するという展開にもびっくりですが、何より驚いたのはアークとウランボルグが物凄く綺麗に別離を交わすところ。こんなに綺麗に終わったら、次はどうするんだ!? と妙なところで心配しました。