『日本沈没』

 夏季休暇の初め、実家に帰っていた頃、母親に観るのを薦められた作品です。
 母親世代の人間が原作を読んでいるだけあって、劇場でも同じくらいの人が来てました。おぉ「これが世代間コミュニケーション……!」とちょっと感動していたら、妙にマナーが悪いのが多くて呆れました。おいぃぃっ母親世代ぃぃぃぃ!
 まぁ、それは置いといて。


 下手なホラーよりも怖い、そんな作品です。
 日本が沈没する理由がリアルに、しかも二段仕込みで設定されていたと言うのもありますが、一番怖かったのは日本沈没により発生した難民に対する各国の反応でした。
 アンチ日本のデモが起こり、国旗は焼かれ、アメリカは日本を完全に見捨てる。
 まさに現実こんな事態が起こったら、とられそうな反応でした。
 これはスクリーン越しの災害ですが、今後大きな地震が起こる事も示唆されているので、そういった意味でも考えされる作品でした。