喬林知『地にはマのつく星が降る!』

 読書マラソン2・九冊目。

 
 以下ネタバレ感想。
 続いてきた「シマロン編」も、これにて完結。
 アーダルベルトが有利がジュリアの生まれ変わりだと知って微妙に味方化。大シマロン内での権力争いとコンラッドの裏切りなど、やっぱり見所は一杯です。
 一番のポイントは、有利とフリンの恋愛(?)が終わった事でしょうか。同じ国を治めるもの同士、しかし一方は権力はあるけど志は無く、志は有るけども権力は無い、というどこか対照的な二人はやっぱり「友」という形でしか関係は存続できないのか。
 とりあえず、村田はポジション的においしいなぁと思いました。