杉原智則『交響詩篇エウレカセブン2 UNKNOWN PLEASURE』

 読書マラソン九十一冊目。
 以下ネタバレ感想。
 小説版『エウレカ』二冊目。
 レントンエウレカの間に生まれたわだかまりと、クテ級の出現、ゾーンへの突入が描かれてます。
 そして何より、アネモネが登場! アネモネの根本の出自はぽかされてますが、アネモネがKLFライダーとして成長していく過程が描かれてうはうはです。ドミニクがアネモネに惚れた理由が分かりました。アネモネが十歳から四年間、ある意味ずっと見守ってきた男ですから。もちろん、ここでもやたらとアネモネに虐げられてます(笑)。
 メインのレントンエウレカのわだかまりもページを進めるのが辛くなるくらいの重さで描かれているからこそ、最後のカタルシスが素晴らしいです。