『Sh15uya(1)』

Sh15uya シブヤフィフティーン VOL.1 [DVD]

Sh15uya シブヤフィフティーン VOL.1 [DVD]

米村正二脚本&白倉伸一郎プロデューサーコンビの『仮面ライダーカブト』に対する予習、を建前に、観る機会の無かった『Sh15uya』を観る。呼び方は『シブヤフィフティーン』。正直、言われないと分からなかった。
 以下感想。

 バーチャルシブヤ(「渋谷」に非ず)。でも痛みだけはリアル。ギャングチームの三つ巴。監視する飛行船の瞳。いっちゃってる皆々様や、おかしいピースとか、観ていて引きこまれる一話。
 シブヤという世界に対する疑問、というのもおいしいテーマです。
 でも……誰も主人公が本当は女の子だという事にはつっこまんの?(そこは言わない約束です)

  • Face.02「ボーダーライン」

 シブヤから出ようとするも、線路がボーダーラインになって越えられない、というエピソード。
 コワレタ人間はピースにロックオンされて殺される。エマがやっている事はむしろよけいな事というハタから見ると異様な状況も普通に受け容れている十五歳たちの異常な感覚(まぁ現実もそんなもんか)が妙にリアル。このエピソードで主人公の名前がツヨシだと確定します。
 今回のピース役に、あの『仮面ライダー剣』の「橘さん」こと天野浩成さんがやってます。いきなりラブホテルから出てきた時にはもう驚いた。「あなたにそんな甲斐性が!?」と作品を超えて叫んでしまった(笑)。

  • Face.03「ランナウェイ」

 シブヤから出ようとツヨシは色々するも、結局出られないエピソード。
 前回ロックオンされたもののエマの介入により殺されず、殺されるために一人立っていたアサギに「やる前から諦めるのが格好悪い」と言うところは格好良かったです。その前にエマにキツク言われてから、というのがアレなのですが(笑)。ピースに殺された死体を回収する「死体回収車」やオオトモの「シブヤにはなんでもあるのに〜」といった当たり前の世界、というスパイスが効いていてこれが面白い! でもこれ関西では確か放送してなかったんだよなー。ズルいよなー(ぇー)。
 最後はアサギを庇ってピースに刺されるツヨシ。これでDVDが終わりなのは一種の放置プレイですか?
 後一番驚いたのはバイトしてるエマの姿。あんた、普通にバイトとかしてたのかよ!? と思わず。ちなみに、今回のピースも天野浩成さん。いやぁ、嬉しいなぁ。