椎葉周「アルティメット・ファクター(4)鋼刃のジャスティス」

 読書マラソン五十一冊目。ここよりライノベが多くなっております。

 以下ネタバレ有り。
 祝!“W”アンサー&“B”ヴォイス復活ッ! 両方ともエクスカリバーの中では好きなキャラなのに、ことごとく死亡疑惑が巻き起こって絶望的になってたんですが、四巻で無事復活してくれて何より。しかも二人の絡みが多くていいぜ! エクスカリバースペリングコマンダー組は相変わらず楽しいです。まだまだ続投が決定している“G”スレイヴなんてまさに不死身の男。


 ストーリーもこれまでとは違い本格的に作品の根幹に切りこんだものに。前巻で惑星開拓が何百年も前から続いているって設定が出てたので、過去の人かと思っていたらミケーレ・ザザ本人が出てきて物凄く驚いた。本人ら物凄く長く生きてるらしい。どうやら、リボーのタレントを二つ所有していると言う特殊な体が本編の鍵になっているようです。っていうか、彼らが計画する人類総アルティメット化は怖いです。みんな訓練したら銃弾を回避できるようになるの? 確かにそうなったら、現在の差別問題は意味が無くなるでしょうけど。


 リボーは負傷、ハーンは瀕死、クラウディアは何と過去に死亡済み? と次巻以降の展開がさらに楽しみになる内容になってました。ちなみに、表紙のシェーンはザ・スニーカーで短編が連載された時に掲載されたメインキャラクターイラスト最後の一人。いやぁ、待ちが長かった(笑)。