『ドラえもん』「どくさいスイッチ」

 リニューアル前でも好きだったエピソード「どくさいスイッチ」が早くも新作で登場。でもこれ、前の名前は「どくさいしゃスイッチ」だったような?
 「あいつさえいなければ……」はっきり言って、結構な頻度でこういう事を考える事があります。そんな俺が「住みやすい世界にしようぜ」とか言われてこのスイッチを手渡されれば、果たして抵抗できるものか。いや、できない。(反語表現)そういえば昔「欲しい道具はどくさいしゃスイッチ」って言って、友達はひいてたような気がするなぁ。今となってはいい思い出……。そうか?
 全人類消してしまったのび太ですが、結局は「一人じゃ生きていけない」と気がついて元の状態に戻るわけです。最後に電気がついていく場面はカタルシスに満ちていて気持ちいいのは前のも今のも変わりません。でも個人的には、前の方がお気に入り。のび太の部屋の窓がリニューアルして小さくなったからかな?
 こういうエピソード一つ抜き出して、ドラえもんは教育的に見て有料番組だと声高に叫ぶ人がいるわけですが、そもそも「どくさいスイッチ」の存在を許す時点であんまり優良じゃないような気もします。ドラえもん自体、仕返しにミサイル打ち込んでやろうかと言い出したり、鼠相手に地球破壊爆弾持ち出したりしますしね。(笑)