第2話「この星の価値」

第一感想

 OPクレジットを真面目に観ないでよかった! と思った最後。
 以下感想。

スーパー戦隊ゴーカイジャー

 少年を通じ、地球を守っていたスーパー戦隊の存在を知ったゴーカイジャーの面々。しかし地球外が故郷である彼らからすれば、スーパー戦隊など、地球限定ローカルヒーローにしか過ぎなかったのだった。
 確かに、一つの惑星に何であんなカラフルなチームが三〇以上もひしめいているのか……と今更ながら疑問に感じるような気も、しないでは無いw

マーベラスの性格

 少年にレンジャーキーを盗まれても、それ自体に怒る事は無い。むしろ海賊である自分達に対し一人で立ち向かい、レンジャーキーを奪おうとするその無鉄砲さに好感を覚える。
 マーベラスのいかにもアウトローのキャプテンらしい、器の広さが垣間見える。

赤の戦士

 かつてマーベラスと共に旅をし、彼にレンジャーキーとナビィを託した赤の戦士……その姿は、まさにあのアカレッド!?
 以前登場したアカレッドが三〇周年記念バージョンなら、今回は三五周年仕様。マーベラスにレンジャーキーを託し、炎の中姿を消した赤の戦士。
 あの戦隊ストーカー的なところがある(ヲイ)アカレッドなら、しかしレンジャーキーを探していたのも納得である。今後の登場は、はたしてあるのか。

かつてない姿のシンケンレッド

 ザンギャックを一人で倒す事が出来たら、レンジャーキーを譲る。そういう約束で、シンケンレッドに変身して一人戦う事になった少年。
 一般人でも変身アイテムを使えば変身できる、と言うのには驚きだが、実際の戦闘技術は、やはりある程度は本人の能力に依存するようだ。
 それが分かるのは、かつて見た事も無いほど、(物理的に)弱いシンケンレッドの姿! あんな腰の入っていないシンケンレッド、始めてやで……ッ!

この星の価値

 スーパー戦隊の力を手にしても、自分一人の力では地球を守る事は出来ないと悟らざるを得なかった少年。この星に守る価値はある、と信じて戦った少年の心に、マーベラス達は「守るべき価値」を見出したのか。
 今挫折を経験している少年は、かつて赤の戦士を助けられなかったマーベラスや、ザンギャックに故郷を奪われた(と言う事でいいのかどうか不明だが)四人のかつての姿だったのかも知れない。彼らは挫折の後、何が出来るのかを考えて、宇宙海賊としてザンギャックに抵抗する現在の道を選んだのだろう。
 最後にジョーが少年の頭に手を置いて行く所に胸キュンッ!

今回の豪快チェンジ

 今回も武器交換アクションがかっこいいなぁ、おい! 必殺技の剣/銃の同時発動も第2話にして披露とはこれまた豪快。
 今回の豪快チェンジは、デカレンジャーに変身しての迎撃と、ハリケンジャー/ゴウライジャーに変身しての超忍法の発動。そして歴代レッドに変身して、フルボッコマーベラスがシンケンレッドに変身する辺り、がっつり意趣返しをしていてイカしている。

ゴーカイオー

 いちいち大気圏脱出する所が豪快(笑)!
 必殺技が剣では無く、大砲なのはやっぱり「海賊」をイメージしているからか。普通の戦隊ロボと異なって、機動力ありそうなデザインもいいが、マジキングみたく帽子にこだわりがあるのも注目ポイントですね。
 巨大戦は、『シンケン』のように戦闘員も巨大化する方向なので、これからの巨大戦も賑やかになって行きそうで楽しみ。

黒い服の男

 ゴーカイガレオンを見つめる黒いローブの男は……魁!? オリジナルキャストキター!
『ディケイド』のパラレルワールド設定と違い、こちらはオリジナルキャストを積極的に推してくるくるのか……今後のキャストが楽しみ過ぎる……!

次回は

 サブタイも『マジ』踏襲。と言う事は、『ゲキ』だと新たなジャン語が登場するのだろうか?