『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第十三話「発現!天玉鎧」

第一感想

 凄い引きで第一部・風雲豪傑編、完!
 まさかの真版コミックワールドでのクライマックスに唖然。しかも脚本が岸本みゆきってこの引きを担当したのあなたかー!!
 と、すっかり心を奪われた十三話だった。
 以下感想。

呂布対英傑達

 董卓と反董卓連合軍。その最終決戦のオープニングは、呂布と各軍の英傑達との激突でスタート!
 曹操、マントオープン版の大紅蓮斬! それに続き孫策! そして劉備の星龍斬!
 と、必殺技から必殺技のオンパレードで(孫策は違うけれどもw)、呂布ならずとも視聴者の魂も震える! 魂ィィィッ!

孫権の活躍

 尚香を弩弓から蒼晄壁でガード! 今回、孫権の活躍はこれだけ(笑)。まだ孫権の時代は来ず……。
 でも孫家の侠伝来のバイザーオンが見られたのでよしッ!

貂蝉/張遼

 味方をも巻き込む弩弓乱射砲の発射。これを挿し、董卓の所業は鬼畜にも劣る外道の所業と貂蝉張遼の二人を説得する関羽だったが、二人はまるで聞き入れない。何故なら、董卓の卑しさ等すでに承知の上。二人が戦う理由は、呂布の戦いを見届けたいから……それだけだった。
 この辺り、『三国伝BBW』が三〇分の放送だったら……! と思わずにはいられなかったシーン。陳宮、高順だとか、赤兎馬だとか徐晃だとか、時間があればもっと色々詰め込めたのに……!

魂の声

 自らの魂の声に耳を傾ければ、強い侠と戦いこれを震わせる事こそ最大の望みと言い切る呂布
 その強さとか「魂ィィィィ」とかでビックリするキャラではあったが、劉備の正義や、曹操の理想。そして孫権の勇気等と、結局は同じ事なのね……。最大の違いは、呂布には彼らが持つしがらみが存在しない(ように見える)、と言う事か。

発現! 天玉鎧・真武

 自らをかばって散った貂蝉張遼。その二人の死をきっかけに、魂を汚す董卓への怒りから呂布と玉璽が呼応! ついに天玉鎧を発現させる。
 司馬懿は蒼龍、炎鳳、弩虎のいずれかが発現すると踏んでいたようだが、そこは当然、真武が発動! 歴史にも記されていない、第四の存在が示唆される。
 この時、大地から天玉鎧が登場するシーンにニヤリ。さすが脚本岸本さん、狙ってるな!
 しかし董卓の死に様、漫画の「ウボガァッ」からこっち、何ともパワーアップした一撃に……(笑)。

戦い終わって

 消えた呂布と天玉鎧。そして玉璽。
 死ななかった武将。生き残った武将。そして、ついに第一部で尚香とフラグを立てなかった劉備
 コミックスとも、コミックワールドとも違う別の流れを作りながら、ついに第一部が終了。最後の勝鬨曹操がちゃっかり上げる所に笑いつつ、さすが曹操と感心。人間、声を上げるべき時に上げられる奴が得をするんだよねえ。

次回は

 アニメ版『三国伝BBW』第二部・英雄激突編スタート!
 劉備関羽張飛も新たな装備で第二部の始まり。……って、何あの騎馬ブレイカー(笑)!