『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第十話「孫堅死す」

第一感想

 一週遅れの感想。
 江東の虎、死す!
 劉備曹操達主人公格の先達としての風格をたっぷり見せつけた最後に涙。
 コミックスでは出番は少ない方なのだが、アニメではこの密度。アニメ化において、最も描写が増えたキャラの一人が孫堅だった。
 以下感想。

孫堅軍追撃

 雒陽に火をつけ、自らは脱出しようとする董卓を追撃する孫堅軍。一人及び腰な孫権は、尚香に蹴り飛ばされて出撃(笑)。
 それにしても、董卓は馬車なのに孫堅達は足なのか? と思っていたら、孫権黄蓋はどこからか馬を手に入れていて吹いたw あなた、一体どこから!?
 そして、黄蓋の乗る馬の色がドダイなのが細かい。黄蓋の演者グフに合わせてるのか。

裏切りの袁術

 周瑜に後詰を頼まれた袁術だったが、玉璽に目がくらみ、配下の武将・紀霊(アニメオリジナル武将!)に孫堅軍を攻撃させるのだった。
 何と言う裏切りの袁術……! 孫堅軍を裏切るばかりか、玉璽目当てに兄の袁紹すら裏切った! さすが兄を差し置いてキット化されるだけあるぜ……!

前門の呂布、後門の紀霊

 董卓を追う孫堅軍。
 だが前方を呂布に。後門を紀霊率いる軍勢に囲まれ窮地に陥る。
 息子達を守らんと呂布に立ちふさがる孫堅だが、呂布の旋風大烈斬→旋風爆裂衝の必殺技を連続で受け、ついにその命を散らすのだった……。
 まさかの呂布の必殺技連続に戦慄。そこまでさせる孫堅が凄い、と言う事なのだが、それにしたって酷過ぎる。
 また、赤兎馬に跨った呂布孫堅との立ち回りの動きも滑らかでよかった。大技だけじゃなく、こういうアクションも上手いのが『三国伝』のいい所だ。

孫堅死す

 道半ばでその命を落とした孫堅
 尚香、孫策孫権にそれぞれ言葉の言い遺し息絶えたその姿は、家族の匂いが無い劉備曹操に対し、孫一族独特の絆を感じさせる。
 降り注ぐ大雨は虎の涙か。

次回は

 趙雲推参!? 第二部じゃなくて、ここで登場かー!