『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』第十話「偽りの街角に君の微笑みを…」
ストーリー
母に拒絶されショックを受ける蘇芳。どこにも行く場所が無い蘇芳は、ひょんな事から未咲と出会い……。
第一感想
蘇芳さん、その思考は、何だかダメ女入ってませんでしょうか?
大酒飲みですぐ暴力振るって変な訓練させられて。でも好きなの。昔の女の話をされると嫉妬しちゃうの。って!?
そんなわけで、クライマックスも間近な『流星の双子』第十話。蘇芳以外にも、あっちこっちで恋の炎が燃え上がった一話でした。
以下感想。
三号機関のドールシステム
黒達を探す三号機関のドールシステム。って、これは警察は天文部の設備では!? 三号機関は組織の一部だと思っていたが、案外組織を滅ぼす、と言うのはお題目ではなかったのかもしれない。
しかし、組織って巨大すぎて誰も全貌を把握していないから、結局組織の一部と言われたらそれで通りそうではあるが……。
そんなドールの監視網も、しかしジュライやマダム子飼いの双子ドールによって探知を妨害されてしまう。感情を持ったドールは、通常のドールよりも何らかの優先権を持つ?……とかそんな難しく考えなくても、単にドール同士で「おねがい」した場合、感情のある方が無い方より有利なのはある意味当然か。
フラれた鎮目
一緒に組んでいたはずなのに、しかし車には乗せてもらえない鎮目が哀れ。
どんなにアピールしても未咲からの扱いが軽いのは、未咲の本命が黒だからか。あるいは鎮目が未咲へのソレ以上に、変態ぶりをアピールしていたからだろうか。……両方か(ぇ)。
未咲と蘇芳
換言すれば、昔の女と今の女(ヲイコラ)。
ジュライとは知り合いなので普通に会話していたが、蘇芳が挨拶もそこそこにいきなり「私の方が今の黒の事あんたより良く知ってるんだからね!」と言わんばかりに黒の事を話初めてちょっと吹いた(そんな見方してんじゃねえよ)。
魅惑の足首
猫の人間態ついに公開ー! って、この人もエロい人だったー! しかもエロ紳士! かつてのメンバーの中で一番純情なのは黄だけかよ!?
いきなり足首で思い出すところがヒドい(笑)。
蘇芳と紫苑の過去
明かされた蘇芳と紫苑の過去。
組織のゴタゴタに巻き込まれ、かつて蘇芳は死亡した(ついでに猫の人間態も死亡)。しかしパブリチェンコ博士は、紫苑の能力である「物質のコピー」と自身のMEを組み合わせ、蘇芳のコピーを作り出した。
現在の蘇芳は、記憶も何もかもパブリチェンコ博士と蘇芳が作ったコピーそのものだった。
ついに明かされた蘇芳の真実。しかしペンダントについての言及がまだ残っているので、その辺りでもう一波乱ありそうな予感。
それに、幼少時の蘇芳と紫苑、声優さん逆じゃなかった……? いや、気のせいかも知れないが、そうじゃなかったら紫苑が蘇芳で蘇芳(コピー)は紫苑(コピー)……?
アメとムチ
耀子に容赦の無い拷問にかけ、銀の情報を聞き出そうとする黒。しかし耀子は、肝心な所で水無の事に話の方向がズレてしまう。
耀子は何も知らない一般職員的な立場だったが、彼女は水無の家と何らかのつながりがあったのか? はたまた、彼女に対して本気だったのか(ヲイ)。
拷問にかけておいて、最後の最後で、耀子に対し「俺が止める」とそっとアメをくれる黒がまさに外道。
しかしいくら黒が外道だからって、あそこまで無残に殺す事も考えにくそうだが……。タイミングよく現れたマダムの仕業か。はたまた機関か組織のものか。あるいはまさか鎮目だったり?
何通りもの未来
えっと……まさかあの星見様って、アンバーと関係のある人?
水無の行方
無残に死んだ耀子にキスをして、黒への復讐を誓う水無。
女の恨みは怖いが、黒にかかると星の数ほどある恨みの一つになるのだから報われない。
黒の対価:タラシ
などと言われた時期もありました。しかしそれが不思議では無いほどの黒の蘇芳へのタラシぶりが光った今回。
未咲をすっ飛ばし、蘇芳をかっさらい、頭をポンとか、お前はどこのドン・カバチョだ(ドン・ファンでは?)!
始まる終わり
本当の星空が消えた世界に現れた月。そして銀。蘇芳も黒も揺れたまま、しかし容赦なく始まる決戦の時!
次回は
「猫がなつかしい…」
何その足首に対する油断無い視線(笑)!?