『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』第七話「風花に人形は唄う…」
ストーリー
北海道を脱出するため、便利屋に手引きを依頼した黒。だが、便利屋の真の狙いはジュライ。便利屋はドール密売に加担している一味だったのだ。
ジュライを助けるため、蘇芳は単身便利屋のアジトへと乗り込むが……。
第一感想
ノーベンバー11を継ぐ男、ジュライ。そんな彼が、ついに脱いだ……! 可愛がられるとお墨付きまでいただきました! イヤッホウッ。
……。言われる前に言ってしまおう。自分、最低!
以下感想。
折り返し地点
一クールの折り返し地点となる今回。後半戦のための要素が、着々と出そろいつつある。
生きていた男
蘇芳、紫苑の父。パブリチェンコ博士。黒に殺害されたと思われていたが、その後の証拠。何より本人が東京で確認された事で、生存が確定! しかも、本人は紫苑と組んでいる様子。
博士の研究していたMEネットワークなるものが、イザナミ、イザナギ、三鷹文書等のキーワードをつなぐものなのか?
スパイ廃業確定の"モノ"と言う事は、観測霊同士でネットワークを構築するとか、そういうもの? あるいは、人間の体すら捨て、観測霊として生きていく事が、進化の果てなのか?
そういう意味では、銀はゲートの中で黒を見つけ出した実績もあり、重要人物なのかも知れない。
鎮目と未咲
未咲と組み、上層部の思惑を探ろうとする鎮目。現場組の小さな反乱。だが、こいつは根が変態なだけに(ヲイ)言動に信用が置けない。
一方、水無も水無で、単なるレズだのキスだのを超えた家系的なドロドロが。
三鷹文書絡みらしいが、実はこれ、過去の世界に飛んだ時、アンバーが書き残した本、なんて言われたらどうしよう(苦笑)。
ターニャ
ターニャ再登場キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
……蘇芳との戦いと言うか、能力使っている所を想像したらウツですけどねっ!
ドールの気持ち
第一期でもクローズアップされてきた、自発行動するドール。
契約者と違い、プログラムしなければ用足しも出来ないはずのドールが何故?
何も無い所から発生する自意識。ある意味、契約者よりも超常的な存在である彼らが、銀と同じく、ストーリーに重要な意味をもたらすはずだが……
契約者・蘇芳
これまでの事件から、「契約者にもドールにも、心の欠片は残っている」とまで発言するようになった蘇芳。
だが、ジュライを救出するためとはいえ、彼をさらった便利屋にいかにも契約者らしい合理的な方法で追い詰める蘇芳の姿は、かつての彼女自身が恐怖した恐るべき契約者そのもの。
ガラスをどすどす突き刺していくシーンが恐ろしいのなんのって……!
見識が広がっていくと同様に、契約者らしい合理的な思考のための材料も増えていっている、と言う証左か。
イリヤ・ソコロフ
今週のびっくりどっきり契約者。他人の脳内麻薬をコントロールすると言う、地味に恐ろしい能力を持つ元シリアル・キラー。
何を持って殺しを無意味とするのか。現在の殺し方なら意味があるのかどうなのか。その不気味な対価(あの残酷な絵は明らかに趣味じゃねーか!)を含め、実に恐ろしいキャラだった。
『DTB』のイケメンは、高確率でこんなのばっかです(笑)。
黒猫・黒<ヘイ>の宅急便
銀の事を触れられてつい「黙れ!」と大声を上げてしまったけれど、黒は、今日もタラシです(笑)。
今夜は、君だけの仕事人だよ……(何気取りだ)?
次回は
「わたしたちもジェミニ。」……って、あの、プールに浮いていた水死体はまさかマダム……?