第6話「少女…A/嘘の代償」
ストーリー
アノマロカリス・ドーパントの攻撃からみやびとあすかを守ったダブル。しかしみやびはなおタワー建設のための土地交渉を続けると言い張る。
あすかを守るため、父親は仮面ライダーではなく、すでに死んでいる事を伝えようとする翔太郎だったが……。
第一感想
ナスカ・ドーパント戦での翔太郎の無茶ぶり! あすかの父親の癖を事前に検索しているフィリップの周到さ!
仮面ライダーダブルの正式なデビュー戦として、しっかりと「二人で一人の仮面ライダー」を描いた抜け目の無さに関心。
以下感想。
母娘を守ったのは
アノマロカリス・ドーパントの攻撃から母娘を守ったのは、ルナジョーカー! 当初は「ダルシム」だとか何だかのパクリだと散々言われていたルナメモリだが、ふたを開けてみれば、全メモリの中で一番便利なのではないだろうか。
ハーフボイルド、ここにあり
死んだパパは顔に怪我をして仮面をつける事になった。そして風都の平和を守る仮面の騎士になった。このお守りはパパからのプレゼント。
……と言う嘘を信じ切っているあすか。翔太郎は「真実を話さないと、取り返しのつかない事になる」と感じ、あすかに真実を話す事にする。……が、やっぱり話す事が出来ず、あまつさえ、その嘘につきあう事にしてしまう。おまけに、最後の最後で「いつもの挨拶」対応不可でオロオロと、まさしくハーフボイルドな姿を見せる。
普通に「甘い」では無く、探偵として有能な所もしっかり見せた上でのこの甘ったるさ。まさにハーフボイルド。
ガイアメモリ工場
鷹村は、ガイアメモリの最終工程を行う工場の責任者だった。ああ、だからアバンの人物相関図で「工場長」だったわけだw
地下に工場があり、これが第二風都タワー建設に反対していた理由だったらしい(まあ、園咲パパにとってはあくまで景観が大切だったのだろうが)。だが、最終的には冴子に切り捨てられて全部パー。悪人とは言え、しょうもない最後であった。
それにしても、彼が変身したアノマロカリス・ドーパントとナスカ・ドーパントが並ぶと、まさに怪人と幹部って感じで、どうしようもない格差に吹くやら泣くやら。
風麺
な、なるとがでっかーいっ! 何あのデカさ!? いやそれだけなんだけれどもw
ウォッチャマンとサンタちゃんと言う風都名物キャラクターがご当地ラーメンを食べる……。何かこう、がぜん、風都のリアリティと言うか、存在感が増してくるシーンだった。
今週もかっこいいスパイダーショック
……ちょっと玩具屋さんに行ってきます(ヲイィィ)。
ダブルVSナスカ・ドーパント
ナスカ・ドーパント「一目君を見た時から、ずうっと思い続けてきたんだ。真っ二つに割ってみたい……とね!」
あ、それは視聴者もみんな思ってました(笑)。ジョーカーエクストリームする時には、黙っていても割れてくれるが。
物騒すぎる文句と共にファーストコンタクトを果たしたダブルとナスカ・ドーパント。
しかし翔太郎はあすかを助ける、と言う一大事を前にしていたため、ナスカ・ドーパントには見向きもせずに、ヒートトリガーの零距離射撃と言う危険な方法で無理矢理片付ける。
この時、翔太郎と共にフィリップもダメージを受けたのが印象的。基本、肉体のダメージは翔太郎しか受けないと思っていたが……。物理ダメージが精神的なダメージとなってフィリップにも跳ね返って来るものなのか。
一方で、撤退したナスカ・ドーパント=霧彦。あまりに無謀なダブルの戦法に、「そうか、馬鹿だからこそ、か」とライバルフラグ立ちましたー!
嗚呼、この人からはミスター・ブシドーとか、ハドラー様とか、そういう匂いがする(笑)。
これが続きすぎて、冴子から離婚を切り出されない事を切に祈る。
ルナトリガー/ハードスプラッシャー
人質に取られたあすかを助けるため、ルナトリガーにハーフチェンジしたダブル。
弾道を自由自在に曲げられるのが最大の特徴のフォーム。サイクロントリガーのように威力が落ちたりするでなく、ヒートトリガーのように威力が高すぎるわけでなく、「銃」の特性を一番巧く引き出しているフォームと言える。
そして、ティーレックス・ドーパントのように巨大化したアノロマロカリス・ドーパントと水中で戦うため、ハードボイルダーがハードスプラッシャーに換装!
ほんと、ダブルはこういうバイクとかアイテムとか、そういう所は抜け目なくフォローしてるよなぁ……。しかし、ますますこれで『バットマン』(笑)。
今週はパシリに使われ、情報料をウォッチャマンやサンタちゃんに奪い取られた揚句、また面白い事になっている亜樹子もお疲れ様でした。
嘘の代償
結局、劇中であすかにパパ≠仮面ライダーと言う事は明かされなかった。
真実を明かすのは母親の仕事。その日まで、仮面ライダーに幻滅しないように頑張る。また仮面ライダーダブルに使命が一つ増えちまったぜ、と言う感じでラストを迎える。
亜樹子に対し、おやっさんが死亡した事を明かす事に対する葛藤や何やらが描かれるかと思ったが、そういうエピソードでは無かったらしい。
むしろ描かれた事とは、「真実を明らかにするには、しかるべき人間と、時間と場所が必要である」と言う事だった。
亜樹子におやっさんが死んだ事を伝えるべき時は、今では無い……と言う事だそうだ。
ネタバレによると、劇場版でおやっさんが登場すると言う事だが、果たして……?
次回は
ミック、ついに出陣!? 園咲パパが、その後ろに三人ぐらいボディガードつけてそうな予感w