『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』第一話「黒猫は星の夢を見ない…」

ストーリー

 トーキョーエクスプロージョンと呼ばれた事件の夜、双子の姉弟、蘇芳と紫苑は隕石の落下に遭遇し、紫苑は契約者となる。
 それから二年後。普通の日常を謳歌する蘇芳の前に次々と契約者達が現れるのだった。

第一感想

DTB』第二期『流星の双子』ついにスタート!
 最初はフツーの学園ラブコメみたいなノリに吃驚していたら、荒みきった黒の登場で二度吃驚。あの草食系男子スマイルでゲストヘイガールの心を鷲掴みにしていた黒はどこに……?!
 以下感想。

流れ星が落ちた夜

 第一期クライマックスはトーキョーエクスプロージョンが起きた夜、蘇芳と紫苑達の真上に落ちた謎の流れ星。その際紫苑は契約者となり、まさに「変化は突然」としか言いようがない事故だった。そして、その時見えた観測霊は銀のもの……?
 人間と契約者が互いに絶滅するまで争うような世界では無く、互いが共存できる道を選択した黒。本来なら、アンバーの導きの元ヘルズゲートは不可侵領域となるはずだったのに……。
 姉弟に訪れた変化は、その反作用と言うか、「黒の選択に対する対価」とも受け取れるが……?

嫌煙講座

 第二期も『DTB』の煙草嫌いは健在っ!
 それをノーベンバー11の相棒だったエイプリルに言わせるのだからもう掴みはバッチリ!
 MI6組はエイプリルは何とあっさり死亡してしまうものの、新たなエージェント・オーガスト。さらにノーベンバー11の小粋な伊達男(って書いたけど意味分からんw)成分を受け継いだジュライは健在なので、まだまだ物語には絡んでくるようだ。

いきなり告白タイム

 ニカかわいいよニカ。ターニャかわいいよターニャ。
 で、オールオッケーなニヤニヤタイムでした(笑)。
 特にニカの「大切にする! 大切にしたいんだ!」と、段々弱気になって来る所はいかにも男子的で非常によかった。
 そしてターニャの「あ、可愛い」!!!
 ちょwwww可愛いのはターニャだあああああああああああっっっ!!
 でもそんなターニャが契約者になった後の、

「お前の子を産むつもりなどまだ無いのに、こんな事してても無駄だ」

と合理的過ぎる発言にはニカと一緒にブロークンハートだったが。
 こえええっ! 女子が合理的になったら超怖えっ! 

蘇芳と言う少女

DTB』第二期もう一人の主役である彼女。元気一杯の僕っ娘で、黒の鎖骨が無い分を目一杯補ってくるヒロインです(ヲイ)。
 しょっぱなから人間と契約者の違いに惑い、本当の星を知らない世代として、日常を謳歌していた彼女。
「傷つくから夢を見るな」と言われ続けた彼女が、「夢(人間と契約者の共存)を見て傷ついている黒」と出会い、現実を直視してなお、夢を見続ける事が出来るのか?
 銀や未咲、そして時をかける少女としてどこの時間軸にも出演可能なアンバーとの共演が楽しみ。
 ところで彼女の、「タイツはいてるから恥ずかしくないの!」は「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」に次ぐ新たな名言になると思われ(コラ)。

紫苑と言う少年

 流れ星の落下を受け、契約者となった少年。蘇芳の弟。契約者らしい合理的思考で蘇芳を追い詰めるものの、どうやら彼自身、蘇芳に対しては感情らしいものを向けている様子。
 能力はテレパシーで、対価は歩けなくなる(?)だろうか。しかし襲撃後「対価は払い終えた」と言い残し姿を消す。
「能力を持った人間」である黒同様、突然変異的なイレギュラーな契約者、と言う事か?
 どうも蘇芳→黒。紫苑→アンバーに対応してそうなキャラ立てだけに、今後が怖いぜ……!

契約者達の戦い

 相変わらず迫力あるアクションが見ものの契約者達の戦い。
ジョジョ』系の「能力謎解き」アクションとは違い、契約者達の戦いはその能力と対価のギャップが相変わらず面白い。
 ターニャの「髪の毛をちぎる」に戦き、ゴランのハンバーガーを食べるに爆笑。相変わらず、まったく脈絡も無ければ能力と比例もしない対価が愉快。その発想に脱帽。

黒の死神、再び

 再び現れた黒の死神。しかしそのビジュアルは、ボサボサの髪の毛に血走った瞳、傷だらけの仮面と非常にショッキングなものだった。
 感情ある契約者として戦い続ける日々は、やはり心優しい黒に確実にダメージを与えていたのか……。
 銀はどこへ行ったのか? また未咲との再会など、黒のこれからにも期待。

次回は

「かぜひかないでね!」……ってあのラストでそういう事言う!? 言っちゃう!?