『機動戦士ガンダム00 MISSION COMPLETE 2307-2312』
機動戦士ガンダム00 MISSION COMPLETE 2307-2312
- 作者: サンライズ,ニュータイプ
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 単行本
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第一感想
好評の内にセカンドシーズンも終了し、劇場版公開も決まった『機動戦士ガンダム00』のムック本
ファーストシーズンからセカンドシーズンまでの内容を網羅した、まさに「ミッションコンプリート」なムック本。監督、シリーズ構成インタビューから、ストーリー解説等の詳細設定も満載で、楽しめる一冊となっている。
以下感想。
ヴェーダ
本編ではある意味絶対の存在であったヴェーダ。実はヴェーダは分散型コンピュータで、月にあったのはその中の一つでしか無かった、と言うのが個人的に衝撃的だった。
さらに、ヴェーダにはいくつもシステムトラップが仕掛けられていて、リボンズもヴェーダを掌握したけど、四年前に倒したソレスタルビーイングを追撃しきれなかったとか(この設定は外伝で公開されているが)。
リボンズ
そのリボンズについては「リボンズもガンダムマイスターであった以上、ファーストシーズンで本来滅びなければいけない存在であった」と言う設定にはたと膝を打った。そういえばそうだわ、と。リボンズがイノベイドでありながら、計画から逸脱する個性を持ちえたのも、「死にたくない」と言う一念があったのかも知れない。
刹那をマイスターに推したのも、自分の身代りにする意図があったのかも知れない。「お前、そんなにガンダムが好きならガンダムと一緒に死んじまえよ、僕の代わりに」みたいな。
王留美
個人的に「これは酷い」と思ったのが、紅龍のボディガードと言う役職について。実はあれは、王留美の采配によるもの。間近で、自分が当主としてどれほどふさわしくないかを見せつけるための、「屈辱人事」であったらしい。そんな性格悪いから、あんな最期だったんだよ、といわざるを得ない王留美であった。
最後に
刹那のコードネームの由来もついに公開! その意味でも必見!