#13「惑星崩壊」
ストーリー
レイオニクスバトルを勝ち抜き、ついにレイブラッド星人の目前へとたどり着いたレイ。最後の試練であるアーマードメフィラスを下したレイはついにレイブラッド星人との最後の戦いに挑む!
第一感想
『ウルトラギャラクシーNEO』ついに完結!
大迫力の怪獣バトルの連続とその果ての大団円にお腹がいっぱいに!
しかし謳い文句では「伝説の戦いを経てすべての謎が明らかになる」はずだったのに、むしろ逆に謎が増えている気がする(笑)。
これは明らかに、第三期フラグ!……って思っていいんだろうか? 答えは聞いてない(便利だよな、これ)!
以下感想。
今週のレイオニクスバトル〜最後の試練 VSアーマードメフィラス〜
レイブラッド星人が最後の試練として繰り出した来たアーマードメフィラス。メフィラスブレードも装備してパワーアップ! なアーマードメフィラスにゴモラは苦戦し、レイはミクラスをモンスロードして援護させる。
しかし、どうしてこう、ミクラスは無駄に格上の相手と勝負する機会がこうも多いのだろうか……(笑)。
レイの手持ち怪獣になってから、ケルビムやらキングジョーブラックの大軍団やらアーマードメフィラスやら。もうちょっとこう、順序よくやって上げて欲しいものであるw
そんなこんなでアーマードメフィラスはレイオニックバーストを発動させたゴモラでブレードを叩き折り、超震動波ゼロシュートで撃破。お約束とは言え、自分の名前の付いた剣を折られたり、レイブラッド星人の操り人形になったり……。ほんと、今回のメフィラスはお疲れ様でした。
レイブラッド星人との対面
アーマードメフィラスを下したレイは、ついにレイブラッド星人の後継者として正式に認められる。だがレイはもちろんそんな運命をきっぱり拒絶!
ケイトをはじめ喪われた多くの命のためにも、レイブラッド星人の言う事なんて何一つ受け入れられない。そんなレイに対し、レイブラッド星人はアーマードダークネスに憑依し、最後の戦いが始まる。
だがレイブラッド星人の後継者と言うが、これがどこまで本当なのかも疑わしい。怪獣や何やらに憑依し、操るのがレイブラッド星人の能力。ならば後継者だって単に自分が憑依する肉体でしか無いのかも知れない。後継者の意識なんて、邪魔なだけだろうし……。
結局、得をするのはレイブラッド星人だけなのがレイオニクスバトルの本質か。
メフィラスの行方
ゴモラの超震動波によりレイブラッド星人の呪縛から解放されたメフィラス。メフィラスは自分がレイブラッド星人の操り人形にされていた事を知り、意趣返しとばかりにテレポート。エネルギーフィールドに囚われるスペースペンドラゴンを助け、間接的にレイを支援し、借りを返すのだった。
初登場時から負け犬。その後、アーマードメフィラスになってからは半暴走状態だったり、今度はレイブラッド星人に操られたりと散々だったメフィラスだが、最後の最後で有力宇宙人の面目躍如だった。
今週のレイオニクスバトル〜決勝戦 VSアーマードダークネスinレイブラッド星人〜
ついに始まったレイブラッド星人との最終決戦! しかし相手は暗黒大皇帝エンペラ星人が身に纏うはずだったアーマードダークネスに憑依したレイブラッド星人!
これまで登場したアーマードダークネスとは一線を画する素早さを発揮し、レイ操るゴモラ達を追い詰めていく!
と言うか、アーマードダークネスinレイブラッド星人って、どんな無敵な組み合わせだよ! 実質ラスボス二体分じゃねーか! そう考えると、レイブラッド星人の憑依能力はズルイよなぁ。
絆と共に
苦戦するレイ。しかしそこにグランデとレッドキングが。そしてペダニウムランチャーを発射してスペースペンドラゴンが現れる!
「楽しいバトルがしたい」「お前の姉ちゃんを紹介してもらってない」ともうツンデレのテンプレのままやってくるグランデが愛しいw
そしてダイルの遺志を継いだようにペダニウムランチャーで颯爽と現れるペンドラゴンも最高過ぎる!
さらにもはや最終話恒例! とばかりにゴモラが、そしてレッドキングがEXにパワーアップし、最強のタッグを組んでレイブラッド星人を撃破する!
スペック的にはEXよりもレイオニックバーストの方が高いはずなのだが、それを感じさせないのはやっぱり造形の勝利。体が赤いだけより、トゲトゲしてる方が強そうだし(ヲイ)。
光の戦士達
ツンデレ(笑)グランデと別れ、地球を目指すレイ達ペンドラゴンクルー。ここでグランデが生還したのは、やっぱり後々大きな意味があるんだろう。と言うか、ヴィットリオはやっぱりグランデの子孫(息子? 孫?)なのだろうか。その場合、相手が非常に気になる所だが……。まさか肉体を取り戻したケイト、とかだったらどうしよう(笑)。最強夫婦の誕生だ!
それはともかく。
地球を目指すペンドラゴンを逃がさんとばかりに巨大な腕を伸ばし、惑星ハマー崩壊に巻き込もうとするのは何とレイブラッド星人! 全知全能と言うだけあり、流石にしぶとい。
だがそこに現れたのは、光の戦士――ウルトラセブン、そしてウルトラマン! 二人の放った光線にさしものレイブラッド星人も破れ、姿を消してしまう。
セブンもそうだが、特に前作から見ていた身とあってはウルトラマンの復活が嬉しい! コミックスではペンドラゴンを助けた後、イオも助けていた事が明らかになったウルトラマンだが、レイを助けにまたちゃんと現われてくれた事が嬉しい。
ミクラスもセブンの手元へ戻り、これできっちりセブンへの貸し借りも無しに。最後の最後の「バイバーイ」で可愛いところをアピールしていったミクラスが憎い……! そんな事をしても、自分はリトラ一筋なんだからねっ。
まだ見ぬ故郷へ
すべての戦いを終え、地球に帰還するペンドラゴンクルー。漂ったアットホームな雰囲気が最高だ。
地球はレイを手放しで迎えてはくれないだろうが、そこはクルーとの絆でどうとでもなるだろう、きっと(笑)。
総評
そんなこんなで『ウルトラギャラクシーNEO』もついに終了!
第一期に比べ、特に魅力的だったのは次々と現れる宇宙人達。
ダイル、グランデと言ったライバルキャラクター。そしてレイオニクス達はニヤリとさせられる小ネタに満ちていて今でも忘れられない。
怪獣バトルもよりバラエティー豊かになり、大迫力のアクションが魅惑的だった。
しかし、まだまだ明らかになっていない謎も多い。
- レイはいかにして「伝説のレイオニクス」となったのか。
- レイがレイモンとして、ゲーム版の主人公のバトルナイザーを通しその活躍を見守っていたのはどういう経緯からか?
- 倒したはずのレイブラッド星人はどうして復活したのか?
- グランデとヴィットリオの関係は?
等々、謎は尽きない。
この謎を解明するためにも、そして再びレイ達ペンドラゴンクルーの活躍を見るためにも、第三期に期待!