2nd season #22「未来のために」
ストーリー
ヴェーダの所在を突き止めたソレスタルビーイングは、ヴェーダ奪還のため月の裏側へと向かう。しかしアロウズもソレスタルビーイング殲滅のため、全戦力を集結させていた。未来のため、最後の決戦の火ぶたが切って落とされる。
第一感想
あれ? ミスター・ブシドーの正体がグラハム・エーカーだと分かってもなお、EDクレジットはミスター・ブシドーのまま(笑)?
公式でもそうとなると、一視聴者でしか無い自分はミスター・ブシドーとグラハム・エーカー、どちらで表記すればいいんだろう……?
まぁとりあえず、グラハム・エーカーで統一する方向で。
以下感想。
変革=会得した極み
刹那のガンダム語録を、さらにグラハムがブシドー語録に変換すると、「変革」は「会得した極み」になります。
……何だろう? この宇宙人を相手にしたような困惑(笑)。
まぁ、今に始まった事じゃないので、別に構わないが。
グラハム・エーカーの四年間
四年前のエクシアとGNフラッグとの戦いの後、恐らくはイノベイターに救出され、GN粒子による細胞障害を治療され、ライセンサーとなったであろうグラハム。
その四年間は、彼の、武士道を会得するための果てしない修行の日々でもあった。
戦士として、さらなる極みにたどり着くため……。正座もし、滝にも打たれ、ただただ武士道を極めんとするグラハム・エーカー……。って、これ何のギャグ!?
あまりに真面目に修行しているため、もうポカーンと口を開けるしか無かったよ! 何!? 何やってんのこの男!?
ってグラハムが武士道に目覚めた影響はあんたのせいかカタギリのおじさん!?
そりゃ普段からこんなに「武士道、ブシドー」言ってれば、「ミスター・ブシドー」としか呼ばれないよ! もはや「不死身のコーラサワー」並みに当てこすりだよこのニックネーム!
戦いの決着
ダブルオーライザーとマスラオの戦いの決着は、ダブルオーライザーまさかの真剣白刃取りで決着!
「切り捨てご免!」→「白刃取りだと!?」
って、もうどんだけこの人達武士づいてるのかと小一時間問い詰めたい。
本来、GNフィールド系武装への対策だった実体剣装備だったはずなのに、いつの間にか武士道を象徴する装備となってしまったなぁ(笑)。
二人の生き方
決着を迎えたグラハムと刹那の戦い。それは、そのまま生き方へと違いへと直結していって、興味深いものがある。
グラハムは極論すれば「死ぬため」に戦っている。対して刹那は、「明日へとつながる未来のため」に戦っている。
グラハムの生き方は戦いしか知らなかったかつての刹那そのもの。グラハムは戦士として、かつての刹那のそういう部分に憧れ、そこを目指した。しかし刹那はそこから変革を迎え、「戦いの果ての生」を見つめている。
刹那は迷いなくその変革した自らの生き方に沿い、最後の決戦へと向かう。一方のグラハムは、生きるべきか死ぬべきか。未だそこで迷い続けている。
グラハムはイノベイターの狗となった以上、再び敵として現れる可能性もあるが、距離を考えるとそれもどうかと思うわけで……。
ここはやはりファーストシーズン同様、最後の最後で突然現れる、に一票(笑)。
「スサノオ改め、アマテラス!」とか何とか言いながら、やってきそうであるし(ヲイ)。
「ありがとう」
何故かそう言いたかった沙慈であるが……。客観的に見ると、騙されてるぜ、沙慈・クロスロード(ヲイヲイ)?
何せ先週は、ガンダムを人質に取られて手も足も出ず要求をのんだからな(コラ)!
でも沙慈がせっちゃんに甘くなって何よりです。せっちゃんもまっすぐすぎるくらいまっすぐな生き方は、最終的に人をせっちゃんに甘くさせます。
純粋種
イノベイターはすべて、人間の遺伝子をベースに造られた人造生命体。また、肉体を持っていないイノベイターすら存在する。
その中にあって、人類として脳量子波を使えるようになった刹那こそ、「純粋種」と呼ばれる者であるようだ。
同じく改造されたルイスが常に薬物の接種を欠かせない事を考えると、純粋種への変革は、相当確率が低いようだ。
隠されたヴェーダ
ヴェーダの直径は一五キロ! で、でかい……! それでも月の直径は約三四七六キロであるが、これをかつての技術者達が秘密裏に造ったと考えると、やはり桁違いの大きさだ。
イノベイター達が暮らしているのは、どうやらここだったらしい。ファーストシーズンでアレハンドロをヴェーダの所まで案内していたが、何の事は無い、リボンズから見れば自宅に帰っただけだったようだ。アレハンドロ、可哀そうに……!
闇ルイス
自分と同じく、家族の復讐と言う目的を持っていたネーナの死に対し、「ざまーみろ」発言。もはや、ルイスの闇落ちは止めらない速度で始まっているらしい。
必死にイノベイターについていくアンドレイや、沙慈は果たしてこれを止める事が出来るのだろうか。
最終決戦に向けて
最後の決戦に際し、アロウズ、ソレスタルビーイング共にそれぞれフル装備を整える。
特にソレスタルビーイングはもはや技術力の優位性はツインドライヴぐらいしか無いだけに必死だ。
その中で、特に今後に大きな影響を与えそうなのがトリコロールカラーになった0ガンダム。『00』世界のファーストガンダムなだけに、何かやらかしてくれそう……か?
特に粒子貯蔵によりMSを動かせる、と言うのは外伝でも利用されそうなファクターだ。
全員の想い
最終決戦に向け、想いを確かめあうそれぞれ。
刹那とフェルト
二人はあれ? いつの間にやらいい仲に!? って、ファーストシーズンの手紙の一件からの続きみたいなものなのだろうけれど。
と言うか、せっちゃんは女の子よりガンダムな人だから……(コラ)。マリナは何と言うか、……ハシカみたいなもんです(初恋!?)
ティエリア
ミレイナとフラグが立った!? と思わせて、やっぱりロックオン(ニール)である。まったく、期待を裏切らない男だ……!
アレルヤとソーマ
ソーマが! ソーマがデレた!
と喜んだのもつかの間、しっかり「ソーマ・ピーリス」と言い直すアレルヤなのだった。何と言うか、すれ違ってる二人……!
男女交際とは、かくも難しいものである。
ライル
やっぱりアニューが心に残っているライル。しかし「ロックオン・ストラトス」と「ジーン1」の二足のわらじである事といい、未だ刹那の事を赦してい無さそうな態度といい、ものすごく不安を感じさせる男だ。
刹那と沙慈
ダブルオーライザーの相棒同士として、共に戦場を駆ける二人。
この最終局面で、ついに相棒と呼んでも支障の無いほどまで沙慈が変わった事が感慨深い。
アンチフィールド
フル装備状態のガンダムで最初は有利だったものの、戦艦を使い捨てにしたアンチフィールド戦術と物量に圧倒されるガンダム各機。
粒子ビームが拡散するフィールド内で有効活用できるのは実体武器! ってなわけで、GN-X?のGNランスが大活躍! ううむ、GN-X?がこんなにかっこよかったのはいつ以来か。
援軍
苦戦するソレスタルビーイングの援護に現れたのは、カタロン宇宙軍と、連邦クーデター派!
クーデター派にはあのカティ大佐が! そして「不死身のコーラサワー」も当然参戦! セリフは一言だったけれども、コーラサワーが登場してくれただけでテンション鰻登り! よく来てくれたコーラサワー! 大佐との結婚生活までもうすぐだ(ぇー)!