2nd season #21「革新の扉」

ストーリー

 刹那達は情報を受け、建設途中で廃棄されたコロニー・エクリプスへと向かう。だがそこで待ち構えていたのは、ミスター・ブシドーと新たなMS。そしてルイスであった。

第一感想

 誰かー! 誰かツッコミ役を連れて来て下さい! 早急に!
 もう何このツッコミ不在のド修羅場ッ?!
 男も男も女も女も男も女も女も男も最後には男も男も、みんなボケっぱなしで話が進んでるもんだからこっちはもう頭クラクラですよ!
ガンダム』を観ていて、こんなに泣きそうになったのは初めてだ。もちろん、違う意味で(ヲイ)。
 以下感想。

変革し始めた刹那

 アニューとルイスがリボンズの支配を受けている事を感じている刹那。変革し始めている……と言うが、もう立派に能力的にはイノベイターである。
 現実の沙慈には「おかしい」と言われ、夢の中のロックオンからは「変われ」と言われ、自身の変化を感じながら、しかしどうなろうと「変革」しようと強い意志を秘めた刹那。だが、そこで「何になろうと変わればよし!」って思考が凄い(そんな言い方するなよ)。
 さすがせっちゃん、そこら辺は他の追随を許さないぜ……ッ。

生きていた女

 一番驚いたのが王留美の生存。あのネーナの攻撃でよく生きていたもんだ……!

アレルヤとソーマ

 ようやく、マリーとソーマの区別がつくようになったらしいアレルヤ。そこでアレルヤは、ソーマを戦場から遠ざけるため、彼女をトレミーの操舵担当につける。
 当然ソーマは反発するが、そこでセルゲイの名前を出されたら彼女も折れるしか無く……。
 アレルヤアレルヤで、あれからずっとお義父さんの事を気に病んでいたのだろう。何て言うか、色々言って、ごめんなさい。やっぱり結婚を視野に入れた一番真っ当な男としては、他に誰も相談できる人間がいないのは辛いよな! 
 ええっと、おやっさんは幸せな勝ち組だから除外するとして(ぇー)……。
 他には、せっちゃん、沙慈、ライル、スメラギ、フェルト、ミレイナ……。あ、相談できる奴、一人もいねぇ(ヲイ)。

ライルと刹那

 先週の激情から少し落ち着いて、「ソレスタルビーイングロックオン・ストラトス」でも無ければ「カタロンのジーン1」でも無い「ライル・ディランディ」としてイノベイターを討つと決めたライル。
 しかしアニューを撃った刹那を許す事は出来ず、銃を突き付けるもやはり撃てない。
 ここで一番胸が痛くなるのは、刹那が銃を向けられているのを分かっていて、いつでも撃たれるとばかりの態度をとっている事だろう。覚悟を決めている刹那と感情に翻弄されるライル、二人の精神的な差が如実に表れている。
 精神的に未熟な自分等はどうしてもライルの方に気持ちが向いてしまって、ずーんと沈んでしまうばかりだ。

クラウス達、宇宙へ

 すでに地上の支部が壊滅状態にあるカタロン。クラウス達は宇宙へ上がり、宇宙部隊と合流する事に。
 そこで戦力では圧倒的に不利なカタロンサイドは、世界中に広まりつつあるマリナの歌に「人と人が解り合える世界」と言う希望を胸に宇宙へと出発する。
 以前、刹那がマリナに宛てた手紙にもあったように、マリナは歌と言う「人と人が分かり合える世界」のきっかけとなるものを世界に提示した。
 もちろん、それでリボンズアロウズが折れるはずもないし、和解や何やらに応じるとも思えないが……。ハーキュリーの市民の話の一件もあり、このまま、一般市民の動きが連邦を動かすような展開も、もしかしたらありえるのかも知れない、

王兄妹

 王留美が執拗なまでに世界の変革を望む理由が、ここで明らかに。
 器で無かった兄・紅龍に代わって王家の当主になったせいで歪んでしまった自分の人生を取り戻すため変革と、その先にある未来を望んだ……。ネーナでは無いが、あまりにベタベタである。
 しかしネーナの残忍に過ぎると言えば過ぎる態度に、むしろ王兄妹サイドが逆に可哀そうにさえ見えてくる。もちろん、王留美は簡単に折れるタマではなく、一番可哀そうなのは紅龍なのだが(苦笑)。

ミスター・ブシドーの正体

 仮面の男。ライセンサー。謎の男ミスター・ブシドーの正体は、何とあのグラハム・エーカーだった! な、何だってー! まったく気がつかなかった(白々しい)!
 四年ぶりに刹那と対面し、以前にも増して熱烈なラブコール。いや、愛や憎しみを超えて宿命になったのだから、ええっと、デスティニーコール? うん、意味が分からない。
 せっちゃんの「宿命!?」って戸惑いが四年前と同様で思わず吹いたw

マスラオ改めスサノオ

 各部が白くなり、よりフラッグに近くなったデザイン。飛び道具までつき、なおかつトランザムの持続時間等もパワーアップされた印象を受けるスペシャル機。
 って、このためにわざわざ名前を変える必要も無かった気がするが……(笑)。

HAROの変貌

 HAROがいきなりリボンズちっくに話し始めて盛大にびっくり。
 まぁ、HAROだって脳量子波を送受信できる仕様になっているようだし、そもそもハナヨだってハロ出身なのにイノベイターだから、まぁ、リボンズが脳量子波をHAROに送信出来てもおかしくは無いのだが。
 しかしハロシリーズは八面六臂の大活躍過ぎる。

ルイスVSネーナ

 サーシェス来る!? と思ったらルイスのレグナントが! ここのシーン、観ていて絶叫! 思わず泣きそうになった。
 両親の敵を討つため、スローネドライに迫るレグナント。互いに互いの不幸をなすりつけ合うような悲惨な戦いと、その結末にもはや絶句するしか無い……。
 敵を討ったものの、結局何も得る物は無かったルイス。沙慈やアンドレイと言った男達は、虚無のただ中にあるルイスをどう扱うのか……。

粒子が集まる場所

 とりあえず、ブシドーことグラハムの「涅槃」発言に吹き出す。この男、誰もが思ってはいたものの言えなかった事をあっさりと言いやがって!
 刹那曰く、「粒子が集まる場所」と言うまったく説明になっていない場所で、刹那とグラハムはドキドキ☆全裸で対面し合う。
 その中で、刹那はイオリアの本当の目的と自身の変革を知るのだった。
 ええっと、とりあえず、二人の世界に入るのやめてもらえます……(笑……えませんごめんなさい)? 沙慈! 沙慈はどこだー! 

次回は

 ヴェーダ奪還作戦開始! カティ大佐も再登場?